●シーン8:それは確かな警戒心(PC②)

●シーン8:それは確かな警戒心(PC②)

◆解説

 PC②の情報収集シーン。情報収集にPC②とクチナシが勤しむ中、クチナシからお願い事をされる。

 その後、陸条康太が現れて交流を行なう。

 


▼描写

 君は現在、クチナシと共にUGN支部の一室を貸し切っている。

 情報は力だ。今はUGNやゼノスと協力体制を敷いているが、だからといって油断は禁物だ。

 不安材料を取り除くために部屋を分けて情報収集中、クチナシがふと口を開く。


▼セリフ:クチナシ

「……なぁ、マスター。なんでマスターはあいつらと手を組んだんだ?」

「だって、マスターは強いだろ! だったらUGNの世話にならなくたって問題ないんじゃねぇの?」


(PCの反応を待って)

「ふぅん、成程な。そんなもんかな」

「ま、情報収集に限ってはアタシの独壇場だぜ。UGNやゼノスに先を越されるもんか」

「安心して待っててくれよなマスター!」


(PCの反応を待って)

「へへへ♪ あ、この件が終わったらよマスター」

「その、なんかご褒美、くれねぇ?」

「あっ、いやマスターは前のマスターと違って飯も欠かさず食わしてくれるし、殴ったりもしない」

「暖かい寝床も用意してくれるから何も不満は無いんだけどさ」

「でも、ご褒美があったらもっと頑張れるかもってさ。……駄目かな、マスター」


(PCの反応を待って)

「やりっ! えへへ♪」

「よし、こんな防衛プログラムなんか突破してご褒美ゲットだ」

「あっ、そうだ。情報収集で気になった事があって――」


 そんな約束を結んだところで部屋にノック音が響く。どうやら来客らしい。

 クチナシが確認して扉を開けると、入ってきたのはUGN戦闘部隊を率いてるという陸条康太だった。


「……よ、情報収集の進み具合はどうだい?」

「支部長が必要な物資を用意してやれって言うからさ」

「必要なものがあるなら今言ってくれ。UGNも暇じゃないからな」


 彼は面倒くさそうに物資リストを寄越してくれた。しかし、その態度は決して君たちを歓迎しているものではない。

 いつ敵対行動を取ってくるのか警戒しているようだ。


(PCの反応を待って)

「おーらい、物資は補給班に運ばせる」

「そうかい、UGNからの施しは受けないってね」


「ただし、先に言っておく」

「うちのメンバーやPC①を間違って傷つけてみろ。俺がお前らをどこまでも追いかける」

「追いかけて、必ず報いを受けさせる。それが俺のやりかただ」

「欲望のためならなんだって裏切るFHを、俺は信用しない」

「分かったか」


(PCの反応を待って)

「あんたの誠意は今後の行動で判断するよ」

「じゃ、組織的には相容れないだろうけど上手くやろう」


 彼はそう言い残して退出した。出口に向けてクチナシがべーっと舌を出している。

 

▼セリフ:クチナシ

「あれ、この支部最強チルドレンの陸条康太だな。コードネームはアストラット。モルフェウス/ハヌマーンで近接戦闘が得意なエージェントだけど……」

「マスター。さっき言いかけた話なんだけど、PC①ってチルドレン居ただろ? あのビルで合ってやつ」

「あいつ、UGNのデータベースだと大したことないけど、レネゲイド測定したらずっと強いぜ。でも変なんだよな」

「データの更新記録的に、昨日の今日で急に力を付けたような変な感じ」

「マスターには勝てないだろうけど、一応気をつけたほうが言いかもだぜ」


◆結末

 PCの反応を待ってシーンを終了する。

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