●シーン7:それは久しく忘れていたもの(PC③)

●シーン7:それは久しく忘れていたもの(PC③)

◆解説

 PC③の情報収集シーン。身体の検査を一通り終えた愛花が、PC③と会話する。

 今度はどんな人体実験をされるのだろうと心構えていた愛花が、PC③へ少し心を開くシーン。


▼描写

 激動の自己紹介会から夜が明け、君は現在アナムネシスに覚醒したとされるFHチルドレン。榛名愛花の検査のために機器の準備をしている。

 少女は椅子に座りながら怯えた様子でそれを観察している。

 酷く不安を感じているようで、その額にはびっしりと冷や汗が浮かんでいる。


▼セリフ:榛名愛花

「ぁ、あの……」

「わ、私はどんな実験をされるんですか」

「可能なら、その、なるべく痛くしないでくださいお願いします」

「もぅ、痛いのは、ぃ、嫌なので」


 恐ろしいのに抵抗する様子はなく、彼女はただ痛くしないでとお願いするだけ。

 心の底から嫌でも決して逃げないよう……教育されてきたのだろう。


(PCの反応を待って)

「……ぃ、痛いこと、しないんですか?」

「でも、UGNだってアナムネシスに興味、あるんですよね」

「調べるために身体をいじったり、実験とか、するんでしょう?」

「だって、そのせいで私はどこにも逃げられなくて……」


(PCの反応を待って)

「……ありがとう、ございます。優しいんですね」

「PC①さんがいるから、そんな人が集まってくるんでしょうか」

「なんか、昔いたお姉ちゃんを思い出します。もしかしたらPC③さんみたいな感じだったのかな」


◆結末

 PC③の反応を待ち、榛名愛花の交流が十分にできたらシーンを終了する。

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