【情報収集1】

※情報収集1はPC毎に独立したシーンで行なう。他PCから希望があれば追加で登場を許可してもよい。


 流れとしてはまずシーンのはじめに情報判定をしてもらい、失敗の場合は侵蝕率が1D10上昇する代わりに情報を公開する。

 また、この情報は秘匿扱いとしてもよいが、基本的には公開するとよいだろう。

 公開しない場合は秘匿性の高い、ちょっと変わった内容で本シナリオを楽しめる。

 公開後は各PCに割り振られたシーン内容を進めていく。


 尚、特別処理としてシーンに登場してないPCからのエフェクトや援護効果を受けられるものとする。

 侵蝕率や代償などはしっかり処理させること。

 その際にRPなどを行なってもよいが、追加で登場侵蝕は発生しないものとする。

・謎のジャーム

〈情報:UGN〉〈知覚〉 難易度:6

 N市にて突如発生した、種別様々なジャームで構成された混成部隊。誰がどのようにして制御下に置いているのかは不明だが、おそらく何らかの能力によるものだろうと推察できる。

また、身体の何処かに「S-〇〇」の識別番号のような刻印が確認できたが、詳細は不明だ。


・FHの動き

〈情報:FH〉〈情報:噂話〉 難易度:5

N市近郊にてジャームによるUGN支部襲撃の事件が相次いでいる。これは、N市支部への応援経路を断つため、マスタースレーブが企てている作戦なのだろう。周辺支部に多大な被害を与えながら、ここN市の支部を目指しているようだ。

その目的は、アナムネシスを宿す少女「榛名愛花」の奪還とUGN・N市支部の壊滅である。


・榛名愛花の状態①

〈情報:UGN〉〈知識:レネゲイド〉 難易度:7

現在、彼女の中には3つのシンドロームが介在している。ハヌマーンシンドローム、そしてアナムネシスシンドローム。加えてウロボロスの存在が確認できた。解析の結果、ウロボロスとアナムネシスは外部から半ば無理矢理に植え付けられたもので、彼女の元来もつシンドロームとは無関係らしい。

ウロボロスがアナムネシスを活性化させている節があり、先の光の柱もアナムネシスが暴走したものによるものだと推察できたが、その際に何が起きたのかは不明だ。

しかし、現地にいたPC①や榛名愛花ならば何か知っているかもしれない。


・"アナムネシス"について①

〈情報:ゼノス〉〈知識:レネゲイド〉 難易度:8

現在、世界各地にて存在が認知され始めた、ウロボロスに次ぐ新たなシンドローム。詳細はUGNや他組織でも研究中であるが、その能力は「最適な答えに導き出す」ことに特化している。それはノイマンのような天才的頭脳によるものではなく、その場における最善の答えのみがその者の脳裏、もしくは力として発現するらしい。なぜ、そのような事が可能であるのかは未だ未知数であり、その理由までは判明していない。

現在、アナムネシスの研究でもっとも最先端を行っているのは、FHセル「ペルフェット」。セルリーダーはマスタースレーブと呼ばれる男性で、愛花の所属するセルもこの「ペルフェット」である。

UGNでも過去にアナムネシス関連の研究が進んでいたらしいが、数年前にFHの襲撃によって研究資料は紛失しており、研究者も1人を残して全員が命を落としたとのデータが残っている。

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