第10話『留置所にぶち込まれた友人』
俺の名はとちお32歳土地測量士
嫁さん探す哀戦士
この日とちおは新宿にいた。
昔の不動産会社同期Oが住宅兼事務所を構えたとの挨拶だ。
Oは勤めてた会社を上場手前まで会社を大きくし、年収3000万円以上あった、結婚して子供もいる。
だがその奥さんと別れて会社を独立した。
事務所に行くと若い女がいた。
O「いやー事務雇っててさ秘書みたいな感じだな、住み込みだ」
とちお「ふーんなるほどね宜しく」
美人だが一言で言うと愛想が無い、少年院に入ってた経験があるらしく基本タメ語の学が無い感じだった。
コーヒー位入れろよと思いつつ
とちお「そういやO、もうすぐ誕生日だな」
色々と会話をしててとちおは妙に思う。
住み込みで働く位なのに誕生日とかはともかく何故社長の好物や特性を知らないんだろう。
とちめきメモリアルももう十話目とちおの第六感が語りかける。
「金」目当てで来てるなこの女
とちお「まぁまたなんかあれば寄るぜ今日は有難う」
帰り道
とちお(あー離婚してまた再婚すんだろうなー俺もあんな若い嫁さんほしいぜ)
それから1ヶ月後
部下Yさん「あ、もしもし、とちおさんですか?Oさんが警察に捕まりました、今原宿警察署の留置所にいるみたいです」
聞くと
やはりネンゴロな仲になっており、事務の仕事も全くしないで金ばかり要求されて口論になりうっかり相手の携帯が壊れたらしい。和解し次の日新しい携帯買ってやるからと言ったらいなくなっていたと
罪状はDV
面会に行く
晩飯がコッペパンだけらしく少し痩せたなと思った。
2週間後、弁護士を入れて示談で釈放、かかったお金は150万円、そして相手の女は飼っているペットの犬を部下のyさんに預けてたがそれのお金と給料までたかる始末だった。
とちお『食パン(過去)は積み重ねる物でコッペパン(未来)は切り開いて食べる、留置で晩飯で出るのが皮肉が効いてるぜ』
煙草を吸い夜空を眺め呟いた。
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