第9話『火遊びすると危険な国』


俺の名はとちお嫁さん探す哀戦士32歳

今日は中国の上海に来ている、コロナが明けて

行きやすくなったからだ。

とちおは2年上海に住んでいたことがある

上海4号線浦東大道駅から渡船上に行き船の上で哈爾浜ビールと鶏の足をつまむ。

とちお『懐かしいなこの空気、、よく船の上で酒飲んだな』

過去若い頃を思い出す、そう10万円だけ持って大阪南港から船蘇州号に乗ってこの対岸の港から来た。


時が経ち日本人街古北

虹古路×安龍路(上海では路で住所表記)

沿いの重慶鶏の火鍋の店にいた。

とちお『日本人が少なくなったな』

とちおが住んでた時に比べ上海の街は日本人が少なくなっていた。

言葉の通じない同士のおっさんと若いキャバ女のカップルが焼肉屋とかでいちゃいちゃしてる。光景が日常茶飯事だったが今は無い。

ふと上海駐在から消えた人を思い出した。

その人は誰もが知ってる日本の空調会社の駐在さんだった。Kという名前にしとくか

当時上海に来る日本人のおっさんの多くはキャバの若い女にハマる、Kも同じくハマった、物価の差で『女性』の値段も安かったのだ、そして日本に嫁さんもいるがKは日本の奥さんと別れる羽目になった。


理由は日本に帰ると告げたら私と結婚するか殺されるか選べと会社に20人位の男とその女

が来て拉致られたのだ。


とちお(日本に生まれて良かった、、あの頃の上海に現在の日本はなりかかってるのかもな)

と外灘の夜景を眺めながらとちおは呟いた。

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