第8話 強襲②

穂香視点

イリーガルハンターの施設への強襲作戦は結果的には失敗した。


どうやら敵の施設には相当な能力者がいたらしい。


特に桜と呼ばれていた敵の幹部はとてつもなく強かったらしい。


私たちは戦場を体験するために後方で待機していたのだが、すぐさま撤退命令が出されたので、戦場には出られなかった。


帰還した後何人かの子供を保護したと聞いて急いで見に行ったのだが、陸くんはいなかったので、がっかりした。


しかし、雫という私と同い年の少女が「陸くんと会わせて」と騒いでいるということを聞き、すぐさま面会した。


少女の名前は雫ちゃんというらしく、雫ちゃんは5歳の時に攫われて組織内でイジメにあっていたところを陸くんに助けられたそうだ。


私達は話を聞いた後に陸くんに惚れ直してから、雫ちゃんを含めた4人で第82回陸くん奪還会議をした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る