第2話 告白(裏)

俺は今日、密かに想いを抱いている長谷川しいなに呼び出された。場所は校舎裏。これは告白では?と思うほどベタな展開。

しかもここには桜が咲いている。

【優美な女性】だったかな。ぴったりじゃないか


「慎吾君呼び出してごめんね。」

「別にいいよ。それで、話ってなんだ?しいな。」

「単刀直入でごめんね。私、慎吾が好きになったの。良かったら付き合ってくれないな?」

「は?ごめんもっかい言って?」


つい嬉しくて現実かどうか確認してしまう。


「好きだから付き合ってほしい」


現実のようだ。

だが俺には深刻な問題がある。

妹がなぜか俺の交友関係を絶ってくるのだ。

だから俺はこう返す


「ごめん(妹のせいで)ありえない。(実現が今は困難)そんな事のために呼び出したの?(呼び出すと妹にバレる危険性が高まるんだけど)」

「ああ、そっか。ごめん」

「あ、言い忘れないうちに伝えとく。なるべく話しかけないでほしい。(妹のせいで傷ついてほしくないからな)」

「うん…」


「もちろん俺は嬉しいし付き合いたいよ。でも今は待っててほしい。」

そんな事を伝えようとしたらしいなは何処かにいなくなっていた。


俺はふと言動を振り返る。


ーあれ、俺最低な振り方してない?


メールで伝えようにも妹に監視されている。


つまり、


俺の高校生活が終わりを告げようとしている


……………………

ー勘違いは加速するー

慎吾はそこまで酷い人ではありません。

しかし、言葉足らずは罪なのです

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私を振ったアイツを決して許さない よっしー@うさウナ @yosshi_usauna

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