ライト文芸・エンタ―テイメント

普通に良かったです。

空想的な不思議世界が広がっていて、私は好きですね。

ただ、その世界があっけなく崩れおちてしまったのには、少し肩を落としました。

現実世界なんて、そんなものかな。という、妙な焦燥感が……。

期待していた分、肩すかしを食らいましたね。

いや、あれはあれで良いのでしょうけど。

なにせ、ピーターパンの本当の話を初めて知ったよ！

大人になれないピーターパンと大人であるフック船長との闘いに巻き込まれた、大人と子供の間にいるようなウェンディー。

彼女がネーヴァーランドで学んだ事により、大人になっていくのだが、それを怒ったピーターパンに殺されかける、という……。

グリム童話のような怖い話だったのだね。

そして、意外と奥が深い話をＤのつく会社は、あんなに楽しいファンタジーな作品（アニメ）にしていたのだな、という素直な驚きが（笑）。

でも、虚構世界が崩れていき、現実の世界が顔の覗かせる描写がすごく自然で良かった。

どんな子供も、四苦八苦しながら大人になっていく、ということですね。

相変わらず文章は、あまり好きではありませんが、とても読みやすかったです。

他の作品もこんな感じで書いていらっしゃるのでしょうかね？

あまり本屋で見掛けないけれど「うそつき」という作品も読んでみたいです。

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