『とある騎士の旅立ち』・中

 成人式の会場は、和気あいあいとした空気に包まれていた。


 農場主ですら滅多に飲食できないようなご馳走をほおばって、幸せそうにしている農奴たちや、イムカのドレスを用意した行商人から王都の流行事情を聴くために集まった女性たち。クライヴは主に農作物の商いに取り組んでいる商人と、翌年を見据えた秋小麦の話をしているし、レムバンは力自慢を集めて腕相撲大会を開催し、遅れてきたコーバス・リストの連勝を誰が止めるかというところで盛り上がっている。


 ラウダとイムカはそんなのどかな光景を見るともなく見ながら、メルキン家の敷地を囲う石垣の縁に並んで座っていた。彼らは明るい話題だけを選んで話したが、時間が経つにつれて別れを意識しないではいられなくなっていた。


「――でさ、モロー様がすごい声量で、戦ってる俺やボラン様なんかよりずっと気合が乗ってたよ」

「へぇ、意外と熱血漢なのね」

「そうなんだ。あの冷たい鉄仮面からは想像もつかないような……」と、ラウダは言いかけて、イムカが遠い目でぼうっと会場を見つめていることに気が付いた。「……やっぱり、戦いの話なんて退屈だよな。ごめん」

「……えっ、違うのよ。面白いわ、私の知らないラウダの話って感じで……」

「うーん、じゃあ……。俺に文字の筆記練習をさせているあいだに居眠りをしていたボラン様の話をしようか。本当は秘密なんだけど、寝言がすごく面白くてね……」


 彼が話しを始めようとすると、イムカが彼のほうに身体を傾けて、その右肩に頭をのせた。

 彼女から微かな震えが伝わってくるのを感じると、彼は押し黙った。


「ごめんなさい」と、彼女は言った。「私……やっぱり……」


 彼女の声は潤んでいた。

 数か月間にわたる話し合いで、彼女はラウダの考えを受け止めて、この日を笑顔のまま乗り切ると彼に約束したけれど、それは簡単なことではなかった。

 ラウダは右腕を動かして、彼女の腰を優しく抱いた。


「永遠の別れじゃない。どこに居ても、きみを想うよ」


 イムカが音を立てて鼻をすすった。


「手紙、書いてね」

「書くよ。沢山書く。他人に教えるのもいい勉強になるとボラン様に言われたから始めたけど、いまにして思えばきみに文字を教えたのは正解だった。きみ宛てに書いた文章が、叔父さんやほかの人に読まれるのは勘弁だからね」

「ふふ……、どんな恥ずかしい文章を送ってくるつもりなのかしら」

「それは読んでみてのお楽しみかな。赤面するきみを想像しながら書くよ」

「あまり刺激が強いのはだめよ?」彼女は空元気で笑って、彼の肩に熱い目頭を押し付けた。「……私、耐えられると思う?」


 ラウダは沈痛な面持ちで彼女の頭を抱いた。俺は彼女を苦しめている、と彼は思った。

 だがその苦しみは、これまでのものとは違っていた。自分の好意を忘れることも、相手の好意を拒絶することもできないから、時間が流れて取り返しがつかなくなるのを待つしかなかった八方ふさがりの苦しみではなかった。


「俺の都合で、ずっときみを振り回してる」と、彼は言った。「でも耐えてほしい。俺と一緒に戦ってほしい。きみの望む戦いではないかもしれないけど、俺はこうすることでしか納得できない。納得して、きみと結ばれたいんだ。待っていてくれなくてもいいなんて、絶対に言わないよ」

「……ひどい人よ」

「そうだね、最低だ。けどきみを愛してる」

「私もよ。……本当に、別人みたいに真っすぐね」

「やっと掴んだ希望なんだよ。この呪いを解くなんて、解けるなんて考えもしなかった。この村に残って、おじいさんになるまできみの幸せを遠くから願う未来ばかり想像してたんだ。もしかすると、俺自身が俺のことを呪ってたのかもしれないって、いまはそう思う」

「なら、その呪いは解けたのね」

「そうだよ。だからさ、もう一つの呪いのほうも、急いで解いて戻ってくるよ」


 彼らは見つめ合って、初めての口づけを交わした。ほんの数秒、唇を重ねるだけのキスだった。


◇◆◇


 心の準備をどれだけしても、十分ということはない。

 別れの時は、やはり突然に訪れた。


「騎士叙任式を行う」


 ドニシエラ・モローは、ラウダを迎えに来て早々にそう言った。


 イムカの成人式は宴もたけなわ。参加者たちからはまるで出し物のひとつのような扱いを受けたが、当事者は誰も堅苦しさを求めてはいなかったので、厳粛とは言い難い空気のもと、それは執り行われることになった。


「従者が騎士になるには、本来はもっと修行を積む必要があるんだが、任務の都合上きみには格式が求められることもあるだろうからな。きみを見込んで、略式ではあるが正式に私の騎士として認める」

「光栄です、モロー様」


 ラウダが恭しく頭を垂れて、モローは深々と頷いた。


「式の前にまずはそれらしい格好に着替えてもらうぞ。その格好は旅先では目立つし、騎士にはふさわしくない」

「着替え……」と、ラウダは思わず傍に居たイムカを振り向いた。


 彼女は緊張した様子で首を横に振った。


「あの、モロー様……」ラウダは恐縮そうに切り出した。「俺には、これしか持ち合わせがありません」

「心配するな。装備はこちらで用意した。ドミニク」

「は」と、彼は主に呼ばれて大きな包みを持ってきた。


 ラウダは当惑してモローとドミニクの顔を見た。


「これは私からきみへの選別だ」と、モローが言った。「旅装ゆえ軽さにこだわった特注品だぞ、受け取ってくれ」


 ラウダがこわごわと両手を差し、大きな包みを受け取った。

 両腕にずっしりと見た目通りの荷重がかかって期待が高まり、お礼の言葉も忘れていた。


「開けてみても?」

「ああ」


 ラウダは包みを持ったまま料理の並ぶテーブルのほうへ歩いて行って、慌てて駆け付けたカルラやイムカ、マーシャやケント、クライヴとレムバンが続々と皿をどかすのを待ってから、包みをテーブルの上に置き、慎重に開封した。

 成人式の参加者が、彼の周りに人だかりを作った。


「こりゃすごい」と、誰かが言った。


 包みを開くと、仕立てのいい服が折りたたまれて、何枚も重なっていた。

 いちばん上には白いシャツ。その下に木綿のタイツ。ダークグレーのギャンベゾン。黒いパンツとベルト、その上に履く鉄製の膝あてが打ち付けられた革製の防具。同じく革製のガントレットと、可動性に優れたブリガンダイン。膝下までの丈があるロングブーツ。

 どれも傷ひとつなく、新品の光沢を放っている。


 ラウダはモローを振り向いた。


「これ、こんなに……本当にもらってもいいんですか?」

「きみのために用意したんだ。服のサイズはある程度の調整ができるし、防具に関しては訓練で使ったものと同じサイズのものを依頼したから、問題なく着られるはずだ。ぜひそれを着て叙任式に臨んでくれ」


 ラウダは白いシャツを手に取って、きめ細かい繊維の表面を撫でてみた。


「なんとお礼を言ったらいいのか……」

「ね、着て見せて」と、イムカが言った。

「そうだね。うん、着てみたい」ラウダは満面に喜色を浮かべて頷いた。


 しばらくして母屋で着替えを済ませたラウダが出てくると、賑やかだった会場がしんとした。衣装の力は劇的だった。彼は興奮から周囲の目をものともせず、手招きされるままにモローのもとへ歩いて行った。


「うむ、私の見立ては正しかったな」と、モローは満足げに言った。「誰も、きみが農民の青年だとは考えまい」


 ラウダは夢中で自分の格好を見下ろした。


「すごいですよ、この革鎧。動きの邪魔にならない」

「王家御用達とはいかないが、私の家が代々世話になっている職人の手になるものだ。性能は保証するよ。マントとフード、防寒着なんかは馬車のほうに積んであるから、あとで試してみるといい」

「そんなものまで……」

「それだけじゃないぞ」


 モローが言うと、彼の後ろからドミニクが進み出て、鞘に入ったひと振りの剣をラウダに差し出した。それは剣術の訓練でラウダが使っていたものとよく似ていた。


「片手半剣だ。私の命でフェルダル……父のほうが打った、この村の剣だよ」


 ラウダはその剣を受け取って、長めに作られた手に馴染む柄を握り、重さを確かめた。それからわずかに鞘を引いて剣を抜き、刀身の銀の輝きに目を奪われた。


「通常、片手半剣は振りやすいように刀身と柄の部分で重さを均等にするが、その剣は刀身のほうに重心が傾いた作りになっている。並みの膂力では逆に振り回されるが、きみならば扱えるだろう。訓練で使っていたものより破壊力に優れる剣だ、はやく慣らす意味でも、毎日の素振りは欠かすなよ」

「はい……、大切にします……!」

「どれ、背中をこちらに向けろ」と、ドミニクが言った。「剣帯で背中に固定してやる。抜きやすい角度に柄の向きを調整するから、要望があれば言ってくれ」

「お願いします」


 ドミニクに背中を向けると、彼は剣帯をラウダの胴にくぐらせて帯を締め、鞘の金具を剣帯に取り付けた。柄の角度調整には数分がかかったが、二人の細やかな連携でスムーズにすべての工程が終了した。


「これでどうだ」

「いい感じです」ラウダは実際に剣を半ばまで抜いてみて、肩と鞘の可動域に問題がないことを確かめるとそう言った。


 剣を鞘に納めてふと視線をあげると、家族たちが呆気にとられてこちらを見ていた。彼らの表情は知らないものを前にしているようで、なんだか気まずい。

 ラウダは彼らがそんな目を向けるのは、自分が人殺しの道具を背負っているからだと思ったが、彼らは単に貴族の前で堂々としているラウダに驚いていただけだった。


「さて、私の前に跪け」と、モローが言い、ラウダが従った。「これより、我が従者ラウダ・メルキンの騎士叙任式を執り行う」


 首を垂れるラウダの視界の外で、金属の擦れるなめらかな音がして、モローが腰の剣を引き抜いた。彼は剣の平たい面を天地に向けて、そっとラウダの右肩を叩き、さらに頭上を跨いで左肩を叩いた。


「ラウダ・メルキン」と、モローが厳粛に言った。

「はい」

「いまよりそなたは私の騎士。そなたが忠節を忘れぬ限り、私はそなたの主であり、友である。私の求めに応じ、尽くし、よく働け」

「はい。全力で使命を果たします」

「うむ」と、モローは剣を仕舞って言った。「立て、ラウダ」

「はい」


 指示に従って立ち上がった瞬間、ラウダの鼻先をライラックの香りがかすめた。その香りは、モローの力強い抱擁の前兆だった。


「も、モロー様……?」と、ラウダは小さく身をよじった。

「暴れるな」と、モローはくすくす笑った。


 二人が並ぶとラウダの身長が僅差で高く、彼が笑うたび首筋に吐息がかかった。


「お前は私の二人目の騎士。新しい家族だ。こんなものは見送りの挨拶だろう?」

「ですが……」ラウダは視線でドミニクに助けを求めたが、彼は明後日のほうを向いていて目が合わない。


 するとモローはサッと身体を離し、ラウダの肩を強く叩いた。


「よし、行ってこい。報告書は機会を逃さず送れ。なにもなくてもだ」

「え、ええ。わかりました」


 ラウダはほんのりと上気した顔で頷いた。


「それでは最後に、この言葉を贈ろう」と、モローは咳払いをした。「“砂時計の砂粒は、時を刻むが時を知らない”。……誰も、自らの運命を知らないが、不安になることはない。きみがきみの信じる道を往ったとき、その過程や結果で必ず誰か、もしくは何かの役には立っている。人類の一人一人が砂粒であり、一人として自分が落ちる理由を知っている者は居ない。だが確実に、その一粒が時を刻むのだ」

「……いい言葉ですね」ラウダは率直な感想を述べた。

「そうだろう、我が父の言葉だ」


 鉄仮面で隠れていたが、ラウダにはモローがウインクをするのが見えた気がした。


「では、達者でな。私は城砦へ戻る。あとのことはドミニクに任せてある」

「は。お気をつけてお戻りください、モロー様」


 乗って来た駿馬に跨ってドニシエラ・モローが去っていくのを見送ると、ドミニクがくるりと振り向いた。


「私は先に馬車のところへ行っているから、きみは家族との別れを済ませてから来なさい」

「わかりました」


 メルキン家の敷地を出てすぐの街道を右に少し進んだ先の路肩に、二頭立ての幌馬車が止めてあった。ドミニクはそちらへ向かって歩いて行き、ラウダは中庭に残って、クライヴの腕のなかにいるカルラとイムカ、並んで立っているレムバンとマーシャのほうに歩みを進めた。

 彼らは一様になにか言いたげな表情を浮かべつつ、ラウダが喋るのを待っていた。


「えっと……」と、彼は気の利いた言葉を探した。「俺が、叔父さんに連れられて村に来たのが十年前で……」


 しかし、いざラウダが話始めると、家族たちのあいだに呆れ混じりの笑みが広がって、緊張した空気が弛緩した。


「お前は真面目だなぁ、ラウダ」と、レムバンが頭を掻いた。「こういう時は『行ってきます』でいいんだよ!」

「またあんた、言い方ってものがあるわよ。わかったようなこと言って……」


 カルラが息子の頭をこつんと小突いた。


「帰ってくるんでしょう?」と、マーシャが言った。

「そのときにはラウダかもな」と、ケントが続き、一家の他の面々が驚愕の渦に飲まれた。

「ってことは、俺はクライヴお爺ちゃんになるのか……」

「私……叔母さん……?」

「まぁまぁ、呼ばせ方はあとで決めたらいいわよ」


 マーシャがイムカをフォローして、ラウダに向き直った。


「行ってらっしゃい、ラウダ」

「身体壊すなよ、ちゃんと食べるんだぞ」と、クライヴが心配そうに言った。

「お役目でも、できる限り危ないことは避けて」カルラが付け足した。


 鼻の奥がツンとして、ラウダは空を見上げた。一羽の鳥が、澄み切った淡い青のなかをゆっくりと円を描いて飛んでいた。

 ――ああ、なんて自由なんだろう。

 いつか同じように空を見上げて、羨んだことを思い出す。あのときのように自由を妬んで、呆れた笑いがこみ上げることはない。大きく深呼吸をして、村の匂いを頭に、舌の根に記憶させる。全身の血管が膨れ上がって、前に進めと急かしている。

 彼は前を向いて、この旅の隠された意味を知っている二人の顔を順に見た。


「へこたれんなよ」と、レムバンが目じりに涙を滲ませて笑った。

「絶対、大丈夫だって信じてるわ」

「うん」ラウダは胸に手を当てた。


 瞼をおろして音を感じる。心臓の音。一拍ごとに時を、命を刻んでいる。

 俺はなにも知らないけれど、なにも恐れることはない。もしこの旅の先で、俺の望むものが手に入らなかったとしても、きっとなにかが変わる。意味がある。

 そう、信じている。


「行ってきます!」


 彼は大きな声で旅立ちを宣言した。

 大勢の声援を背中に浴びて、街道の路肩に停めてある幌馬車へと向かっていく。ドミニクが腕を組んで待っている。彼に手を振る。頷きが返ってくる。彼に駆け寄る。


「いい家族だな」と、彼が言う。

「ええ、本当に」ラウダは騒がしい見送りの集団を振り返って、しみじみとした。「最高の家族です」


 十年前の自分には信じられないことだろう、と彼は思った。

 ドミニクは少し寂しそうな顔をして、また普段の顔色に戻った。


「これを渡しておく」


 ラウダはドミニクから封蝋の押された巻物を受け取った。


「これは、密書ですか?」

「そうだ。ここからバリオンまで行ったあとの目的が記されている。向こうについて一人になったら読むように。それから、バリオンに着いたら必ず馬屋を訪ねてくれ。そこに私からの贈り物がある。あと、もう一つ」


 そう言ってドミニクから手渡されたのは、赤茶色の鞘に収まった赤い柄を持つ短剣だった。柄頭には捻じれた一本角が彫ってある。


「これは、短剣……? 柄頭にモロー家の紋章が入ってますね」

「それは特別なものだ。よその土地で信用を得るのに役立つだろう。いわば、きみの身分証明になるものだな」

「なるほど……」

「その短剣にはちょっとした仕掛けもあるが……」

「仕掛け?」と、ラウダはすかさず訊いた。

「ああ。それについても密書のほうに書いてある、いまここでは話せない」と、彼は馬車の荷台に目配せをした。


 それで事情を察すると、ラウダは短剣を腰のベルトに差し込んだ。


「わかりました」

「私からも、最後に一言いいかな」と、ドミニクが照れ臭そうに言った。

「なんです、改まって」

「いや、そういえばお礼を言っていなかったと思ってね」

「お礼……?」


 とんと思い当たる節がない。

 首を傾げるラウダに、


「きみのおかげだ」と、ドミニクは言った。「きみのおかげで、あの方と私の人生の歴史から、間違いが一つ減った」


 だからありがとう、と彼は頭を下げた。

 遠くで見送りの集団がざわついた。


「頭をあげてください……!」

「いや、私はきみに、きみたち家族にひどいことをした。きみももう知っての通り、我々には大きな目的があった。ゆえに、あのときの選択を悔いてはいない。だが、罪深い行いをしようとしていたことに変わりはない。きみがいたから、我々の道はまだ綺麗なままなのだ。私はそのことが誇らしい。ありがとう、ラウダ。いいや、ラウダ卿」

「卿だなんてやめてください。お気持ちはわかりました。ですが、俺一人の力ではなかったでしょう。それに、過去のことを言うのなら、俺だってあなたにひどいことを言った。あなたは気高い人です、ボラン様」


 ドミニクは遠慮がちに頭をあげた。


「その言葉、痛み入る。しかし、もうきみと私は同僚なのだ。騎士同士は個人の名で呼び合うのが礼儀だと教えただろう?」

「そんな急には無理ですよ」ラウダは慌てて言った。「次にお会いしたときでお願いします」

「はは! 仕方がないな、そうしよう。ではラウダ、きみの旅路に幸運があらんことを。行っておいで」

「――はい!」


 こうして、彼の旅は始まった。

 いつか来る新しい時代の先触れに、彼は自らの運命がそこにあることを依然として知らなかった。

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