数時間で楽しみたいなら、是非読まねば損だ!

役に立たないのでパーティの仲間に裏切られ、挫折からザマァに至る小説が多い中、完璧な勇者の力が有りながら見事にドン底へ落とされると言う珍しいパターン。 その完璧な勇者でも、中身は我々と同じ人間臭い悩みにグダグダだったりと、等身大の超人勇者と言う有り得ない主人公の開き直りが、心地良い。
初めの数話ではモヤってしまうが、それを補って余り有るストーリーの勢いに飲み込まれて、アッと言う間に読み切ってしまいました。
一言で言えば簡単。
『面白いから、騙されたと思って、最後まで一気に読み切ってみ? 何か気持ちが良いぞ!』