第3話 僕が浮気しない理由

浮気、この言葉を耳にしない人間はいないだろう。


する、されない。どちらにせよ経験する事になる。

「した事が無い。」

浮気された経験がある。もしくは気付かない。

更に加えて言うと無自覚にしている可能性がある。


僕は浮気をされた。

別に身体の関係があった訳ではない。

ただ好きだのなんだのと、そんな会話を彼女が僕以外の人間としていた。


ここで大まかに二つの人間がいると僕は考える。

一つ目、

それは酷い。心だけでも交わすのならば浮気なんだ。可哀想にと、悲観的な気持ちを誰か一つでも思う人間。

二つ目、

どこが浮気なの?ヤッてないんでしょ?

軽いノリなのでは?


と、大まかに二つに分かれる。

どちらにも当てはまらないと言う人間がいるなら、もっと熟考して欲しい。どちらかの気持ちに寄っている。はずだ。


僕が浮気をしない理由。

それはされた不安感から、思い出してしまうからだ。


今でも他の女性と付き合っている時思い出す。

しかし、彼女がいる僕も他の女性を思い出している時点で浮気をしているかもしれない。

だって思い出すのはいつも、好きだった気持ちと、それを裏切られた気持ちなのだから。

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ベリーショートのポニーテール 赤山仁 @kamisin6

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