第11話 意外と役立つあいつ
俺が思いついたのは、スキルの【天賦】でなんとかなるんじゃね?だ。
今まであんまり【天賦】を表立って使うことはなかったんだけど、スキルの欄に、ありとあらゆるスキルを取得って書いてあるから行けるんじゃないかなと思ったわけだ。実際に、【身体強化】も取得できたし。
とはいえ、まずは魔力操作とは何なのかを知らないとな。
まぁ魔力を操作するってのはわかるけど、どうやって取得するのかがわからない。
よくラノベとかにあったのは自分の中にあるMPを動かして、取得みたいな感じだけど......ん?身体強化の時とかに失うような感じがあるけどそこにあるのか?
まぁやってみるか。
そう考えて瞑想をし、MPを失う感じがあったところに意識を集中させる。
結構むずいな........ん?これか?
そう思ったところに意識を再度集中させ、動かそうとしてみる。すると、
お?動いたぞ!できたのか?そう思ってステータスの天賦のところを見ると
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【天賦】の中にあるスキル一覧
・魔力操作Lv1
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よし!これで魔法が覚えれるぜ!
ついでにもっと上げとくか!そう思い、意識を集中させる。
この時の俺は気付いていなかった。もっと重要なことに。
「じゃあ今から初級魔法を教えます」
「はい!」
「では今から私が初級魔法のファイアボールを撃ちますので、詠唱をしっかり聞いていてくださいね。では行きます!
炎よ!
我が下僕となりて
眼の前の敵を燃やし尽くせ!
ファイアボール!」
「うわぁ」
やばい。痛すぎる!痛いよユリナ!何その詠唱!言わないといけないの!?
嫌なんだけど!しかも全然燃えてないよ!ここはラノベの知識で.....そういえば詠唱は自分のイメージを固めるためのものとか書いてあったような.....やってみるか。
えーと、ファイアボールの形状は丸。そして、このぐらいのスピードで、こんぐらい燃えてて、よし!思いっきり魔力を込めて発射!
ピュ〜〜ン
ドカァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!
あるぇー?こんな威力出るの?
俺とユリナで何が違うんだ?
イメージ?いやユリナのファイアボールと同じくらいの速さとかにしたし、問題はないはz.......あ、そういえば俺
魔力一万超えてるんだった。
「ちょっと!なんですかその威力!しかも無詠唱で!どうなってるんですか!」
「あ、うん。また今度話す。それよりも次の魔法行こう!」
「はぁ。ちゃんと話してくださいね?」
「わかってるよ」
「次は探知です。この魔法は魔力を持っている生命体を探知する魔法です。この魔法は魔力の高さによって探知できる広さが変わります。使いますね。
万物を見通せ
探知」
まぁファイアボールとかよりはマシかな?なんかユリナから魔力が全体に向かって伸びていったな。
やってみるか。
自分の魔力を圧縮して、周りに広げていくイメージで...行け!
瞬間俺の意識は途絶えた。
あとがき
実はオールステータス一万超えなんですよこの人。覚えてた?
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