第10話 初依頼と魔法
「おいおい!ガキは家でママのおっぱいでも吸ってろよ!」
「そうだぞガキ!俺のリーナちゃんに話しかけやがって!」
「面貸せや!」
とかなんとかほざいてるやつがいたので、
【石化】
「よし、行くぞ!ユリナ!」
「ちょ、ちょっと待ってください!なんですかあれ!」
「ん?知らね」
「え?」
「よし行くぞ」
「あーちょ、ちょっとーー」
「で、スライムの魔石を取り出せば良いんだっけ?」
「さらっと先程のことをなかったようにしないでくださいよ。まぁ良いですけど。ボソッ。はい!それで大丈夫です」
「あ!それとさ」
「はい。なんですか?」
「魔法教えてくんない?」
「基礎だけで良いなら」
「頼んだ」
よしとりあえずごまかせたし、魔法も教えてもらえるな。
まぁ気になってるぽいけど。
「はい。これでどうですか」
「確かにもらいました。お疲れ様でした。これで依頼は達成です。代金を支払いますね。依頼の達成料で5000メルです」
「あざっす」
少ないけどまぁ、金はあるしいっか。
「おいおいお前!さっきはいつの間にか消えやがって」
「そうだぞガキ!俺のリーナちゃんに話しかけやがって!」
「面貸せや!」
【石化】
「ユリナ、おすすめの宿ってあるか?」
「え?あ、は、はい!ありますよ!私が今泊まってるところなんですけど..」
「そこで良いよ」
ここのギルドの冒険者達は思った。
"あいつはやべぇ"と。
「おー!良いね。きれいだ!」
「ですよね!」
じゃさっさと受付しますか。
「あの」
「はい」
「2ヶ月くらい泊まりたいんですけど」
「じゃあ代金35万メルになります」
「はい」
代金を払うと、部屋に移動させられた。
「すごっ」
中は現代日本とあまり差がないようなきれいな部屋だった。
すごいな。だいたいこうゆう異世界って文明が遅れているんじゃ無いのか?
日本のホテルと遜色ないぞ。
「体はそちらを使って拭いてください」
あぁ風呂は無いのね。残念。
ちなみにベットがすごかった。ふかふかだよあのベット。
ユリナに聞くと、ベットシープというD級の魔物がいるらしい。
絶対ベットに使えそうだからベットシープっていう名前にしてるじゃん。
翌日
ベットシープのベットでぐっす寝た俺は、ユリナに魔法を教えてもらいに来ていた。
やっと魔法が覚えれるぞ!
「今日は座学です」
座学らしい。
「魔法において重要なのは、MPと魔力、そして詠唱です。
MPが少なければ魔法はうてませんし、魔力が低ければ、使い物になりません。
例えば魔力が低くて、初級魔法を撃つのと、魔力が高くて初級魔法を撃つのでは、威力が違います。魔力が違いすぎれば、中級魔法を初級魔法で相殺できたりもします。
詠唱は魔法を放つときに必要な呪文です。どれだけ早く詠唱を終えることができるかが、魔法使い同士の戦いの鍵と言っても過言ではありません。なので早く正確に詠唱を唱えられるようにしましょう。偶に詠唱を端折る人がいますが、その人は魔法にかけてきた年月が多いからで、普通はできません。ここまで良いですか?」
「おう。続けてくれ」
「では次に、魔法の階級について話します。先程少し口にしましたが、
魔法の階級は下から
初級
中級
上級
超級
帝級
聖級
天災級
終焉級
神話級
となっています。神話級は昔、大賢者エレノール様が発動し、制御しきれずに死んだとされています。まぁ昔の話で本当にあったかは知りませんけどね。というわけで人類が発動できた魔法は終焉級となっています。超級の魔法を発動できたら、一人前の魔法使いとして認められます。次の授業では初級魔法と、冒険者で役に立つ魔法を覚えてもらいます。あっ忘れてました。魔法を使う際には魔力操作というスキルが必要です。これが無いと魔法が発動できないんですけど、ありますか?」
「あぁ。多分大丈夫だ」
「なら良かったです。スキルは先天的にしか貰えないですからね。今日はここまでにしておきましょう」
「ありがとうございました」
「はい。ありがとうございました」
「魔力操作か」
正直に言うとそんなスキル持ってない。だけど、もしかしたら使えるようになるかもしれない。
あれを使えば
あとがき
せ、先天的だってーーーー!?ど、どうするんだ!
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