第31話 ラストダンジョン
次の日にはゲンパチに生活魔法の魔導書を渡して覚えさせたら、今度は防具と武器を選ばせる。もう結構な数が出回ってるから一応他のみんなも自分の防具と武器は選ばせているしな
工藤姉妹は2人とも自分の武器防具があるしな!
それにしてもまた2人とこう来てダンジョンに潜る日がくるとはな!
そして2人と潜ると思っていたが、
「今日時間をもらえるかね」
「分かりました」
と結局2人を送って会長のところへ行く。
「どうかしましたか?」
「それがこれなんだが。このところ強い光を発していてな!」
「こ、これは!」
ダンジョンコアがなぜか強い光を放つと強化ガラスに入っていたのに強化ガラスが割れてしまう。
と同時に12番目のダンジョンコアも収納から出て来て合体してしまうと強い光を放ちダンジョンへと形を変える。
「くそ!消滅させればよかった!」
「知念君!」
「会長!どうやら会社自体がダンジョンに、それも最大規模のダンジョンになってしまったようです」
下から見上げると天をつくような高さにダンジョンがなってしまっている。
「く、くそ!もうちょっと早く判断すべきだった」
「いえ、会長のせいじゃありませんから」
聖女の最後の置き土産か。
「ここを攻略するためにダンジョン課を呼び戻します」
「わかった!それは私がやろう!」
「分かりました!では俺は中に入ってますので!」
「頼むぞ!」
「はい!」
ダンジョン一階層から景色が違う!?フィールド型のダンジョンかよ!でこの数の多いのはブレイクの前兆か!
さっさと終わらせてやるからな!
「ウオオォォ!」
アニメにでも出て来そうな広大な高原を埋め尽くす大量の魔物達。
「うおりゃぁぁぁ!」
どんどん湧いてくるので思いっきり暴れてみる!
聖剣を抜いて二刀流だ!
「ウオオォォ」
ドロップに変わって行くのと湧いてくるのが一緒くらいのスピードかよ!少しも気が抜けないじゃないか!
一時間もしない間に後ろから聞こえてくるのはみんなの声だった。
「クオン!」
「ルナ!みんな!」
「火遁!業火球六連!!」
“ドドドドドン”
「ルナティックシャワー」
“ズガガガガガガ”
と2人の技にてきはすこしへったな!
「ナイス2人とも!みんなも続け!ゲンパチは無理するなよ!」
「「「「「はい」」」」」
少しづつ魔物が減っていきようやく安心できるくらいの数まで減ったのは二時間後だった。
「ありがとうみんな!助かったよ」
「課長1人で持たせてたなんて凄過ぎっすよ」
「あれはやばかったですね」
「私もうへとへと」
「よし、何とか切り抜けたし飯でも食いに行くか!」
「「「「「「「はい」」」」」」」
「それにしても高いですよね」
「三倍くらいありそうですね」
「いや。まだわからないから何とも言えないな」
「そうですね、あの場合上に行くのがまだ楽ですね」
「そうだな、フィールド型は上に行く階段を探すのが楽で良いがな」
「しかしレベル上げていかないといけないな!」
「ゲンパチはハンマーだったよな!」
「はい!」
「じゃあ、土魔法だな」
「あざっす!」
「んで他には怪力がいるな!」
『眼力』→『怪力』
に変えて渡す。
「これは?」
「スキル玉だ」
「あけるっすね」
銀のエフェクトが出て怪力が身についたみたいだな。
「よし!それじゃあ他には欲しいものあるか?」
「疾風が欲しいです!」
「私は迅雷が!」
『扇風』→『疾風』
迅雷は持ってたやつを渡す。
「よし、各自明日も攻略だからあんまり飲みすぎるなよ?」
「「「はい!」」」
って、3人だけだったな。
「もう食べれない」
と膝の上で寝るヨミ。
「「ああー」」
「まぁヨミだからしょうがないな」
「しょうがなくないですよ!」
「絶対わざとだ!」
「ヨミ!わざとだと後でこちょぐりの刑ね」
「うし!食べるぞ!」
「と俺の膝の上からは降りないんだな」
「はい!アーン」
「あむ」
「えへへ」
「このどきなさいよ!」
「あなたがどくのよ!」
と騒がしい夜はふけて行く。
「ヨシヒコ行くのか?」
「あぁ、ヒトミの最後のダンジョンだからな」
「しょうがねぇな!付き合ってやるよ」
「ケンイチロウ!」
「勇者には賢者が必要だろ?」
「おう!んじゃ!知念さんに電話するぞ!」
「おう!」
2人はビルの上にいてヒトミの残したダンジョンを見ていた。
ヨシヒコ君から連絡をもらい明日から2人も心強い仲間ができた!
さぁ!ラストダンジョンだ!
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