第16話 喜んで!
「それでどうなりました?」
「学校の土地だからなんとかなると思う」
と電話している工藤さん。
俺は暇なんでステータスを見る。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レベル159 職業 達人 錬金術師 鍛治士
スキル 刀剣術極 槍術極 弓術極 体術極 魔術極 槌術極 裁縫 鑑定 収納 神速 一閃 気配察知 解体 錬金術 投擲術極 挑発 中期鍛治 豪運 御者 神風 迅雷
ユニーク 一文字変換Ver.2 異世界言語 限界突破
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このバージョン2とはなんなんだろ?
一文字変換Ver.2…合成可。スキル玉を一文字変換可。
うぉ!これは凄いな。
『神風』→『疾風』
『疾風』+『迅雷』=『疾風迅雷』
にしてみた。これは凄いな。
これでルナにも収納があげられるな。
収納に使える青玉スキルがあったかな?と収納の中を探していると、
「なにしてるんだ?それよりこの土地はもう買い付けたから」
「まじですか?早いですね」
「こういうのは早さが勝負だからな」
「そうなんですね」
「それと君に紹介した就職先だが、うちに変えるからな」
「え!?工藤さんの会社ですか?」
「あぁ。これからもがんばってくれよ」
「え、あ、はい!」
「と言うことで今日は帰るから明日また迎えに行く、朝からだから遅れるなよ」
「はい!」
「乗ってくか?」
「いいえ、歩いて帰ります」
「そうか、じゃあ明日な!」
コンビニに寄ってから帰り着くと、どっと疲れが出た、ビールを開けてテレビをつけるとちょうど車で入って行く俺たちの姿が映っていた。これはまぁ、しょうがないか。
次の日も朝からスタンバッていると、早くから迎えに来たので急いで下に降りる。
車に乗り込むと工藤さんはいなかった。
会社に到着すると研究所まで案内される。真ん中で何かをやっているのが工藤さんらしい。
魔石に繋がったライトが点灯した。
「やったぞ!」
「うおぉぉ!」
「おおー!」
「ん?おぉ、知念君来てたのか」
「凄いですね!もう魔石エネルギーの活用できてるじゃないですか!」
「まだまだだがね」
「ライトがついただけでも凄いですよ」
「ハハッ、こう言うことが好きで研究所なんて作ったんだがね!」
防護グラスと白衣を脱いでスーツ姿になると、お気に入りのクラッチバッグを持って、研究所を出る。
「それであっちではどのようなふうにダンジョンを活用していたのか教えてくれるか?」
「はい、まずはギルド…」
歩きながらギルドでの活動なんかを報告した。
「では冒険者はギルドを介してダンジョンに潜り、取ってきた素材なんかをギルドが買い取るわけだ?」
「そうですねではまずギルドの建設と冒険者証」
「この場合キャッシュになるやつが必要か!」
「それだといいですね」
「管理できる体制を整えて、結構時間がかかるかもな。まぁ、なんとかなるだろ!それに素材から武器防具も作らないといけないしな!」
「それなら、素材集めは僕が!」
「あぁ。そのつもりだよ」
「はい!」
「それではダンジョン課の課長と言うことで決まりだな。すぐに名刺は作るから」
「は、はい」
「給料なんかは秘書に聞いてくれるか?あとはそうだな、何かあるか?」
「そうですね、鍛治職なら僕も持ってるんで鍛治のできる場所はありますか?」
「ほう、それは凄いな!よし、作ったら一度見に来てもらおう」
「はい!」
「今ダンジョン課は君1人だがそのうち人を入れるからよろしく頼むよ」
「分かりました」
「では、週一程度でいいから会社に来て素材を卸してくれ」
「週一でいいんですか?」
「まずはだな、こっちの体制が整ってないからな」
「はい!」
「これを渡しとこう、ダンジョンに入れるように言っておく」
と名刺をもらった、銀の名刺だ。
「わかりました」
そして秘書さんにあれこれ書かされながら聞いていると高待遇過ぎないかとも思ったが、まずはダンジョンに行けるのが俺しかいないんだもんな。
次の日からダンジョン制覇だな!
その日は秘書さんに送ってもらい1人で入社祝いだな!
豪華にピザを宅配してもらい1人でビールで乾杯だ!
親がいれば連絡するんだが俺の親は早くに亡くなってるしな。
まぁそんなことは気にせずに飲んでピザを食う!うめぇー!
テレビをつけるとやっているのはあの塔がなんなのかをやっている。
まぁ、ブルーシートが塞いでいるから中の様子はわからないだろうな。
こうしてこっちでも魔法やらなんやら使えるのはいいことなのかな?
そして何より一文字変換Ver.2が凄いな、一回変えた文字も変えられたし、合成も凄い。あとはスキル玉の変換もやばいしな。
収納の中を探してみると収縮があったから収納に変えると、青のスキル玉が虹のスキル玉に変化したな!これでルナにやれるな!あとは裁縫があったから影縫に変えてみたら金のスキル玉に変わった。これはヨミだな。
スキル玉集めに身が入るな!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます