第10話 勇者出立


 勇者達は盛大なパレードで送り出されて行った。久しぶりに見た勇者君達はどこか疲れていたな。

「ようやく勇者が魔王討伐か」

「やっと帰れる気がしてきました」

「帰る!」

「あぁ、帰る前にダンジョンはクリアしたいな」

「そうですね!」

「ダンクリ」

「よし行こうか」

「「はい」」


 36階層、ジャイアントバット

 大蝙蝠だな。血を吸いによってくるところを斬る!皮と魔石がドロップだ。


 37階層、キラーマンティス

 隣町ではボスだったやつだな!少し小さいが切れ味が鋭そうな鎌をもっている。魔法で倒しに行く。ドロップは鎌と魔石。


 38階層、スカイシャーク

 サメが空中を泳いでいる、魔法で落として斬る。ドロップは皮と魔石。


 39階層、メタルリザード

 鋼のワニだな、魔法で削って倒す。

「おお、綺麗な指輪!」

「キラキラ」

 耐性の指輪、赤が火のように属性の耐性を表しているようだ。それと魔石がドロップした。


 40階層、ボス部屋だ。

 サラマンダーがボスだったので水魔法を使い閉じ込めて倒す。虹のスキル玉と皮と魔石をドロップ。宝箱には青のスキル玉と金貨1枚が入っていた!鑑定してみると虹は槍師だったので収納に、青玉は微運だったので俺が貰い『微運』→『豪運』にした。


 41階層。メタルという玉だな!

 小さい上にすばしっこいので斬るのに一苦労だドロップは銀のインゴットと魔石。


 42階層、クラウドストーム、

 雲のようなモンスターだが、嵐のような風を纏っている。風間方をぶつけて相殺してみると核が見えたのでそこを狙い魔法で撃ち抜く。ドロップはクラウドソードと魔石。


 43階層 ブラックミノタウルス。

 斧を持っていてそれで攻撃してくるが避けて削って行く。ドロップは斧と魔石。


 44階層 クラウン

 道化師が出てきた、爆弾や大玉転がし、駄画を飛ばしてくるなど多彩な攻撃をして来る。こちらも魔法屋ダガーで攻撃して倒すとドロップはクラウンソードと魔石。


 45階層 レッドドラゴン

 竜がいた。

「うわぁ。さすが竜ですね」

「そんな感想言ってる場合か!」

「かっこいい」

 神速一閃!、

 ドラゴンは首を斬られ苦しんでいるのでアイスランスでトドメを刺した。

 ドロップは竜の皮とツノと肉と魔石、あと虹のスキル玉だ。

 宝箱には金のスキル玉と金貨2枚、

 鑑定すると虹のスキル玉は限界突破、金のスキル玉は鍛治士だった。

 二人には悪いが二つとも俺がもらう。

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 知念 久遠チネンクオン 22歳

 レベル103 職業 達人 錬金術師 鍛治士

 スキル 刀剣術極 槍術極 弓術極 体術極 魔術極 槌術極 裁縫 鑑定 収納 神速 一閃 気配察知 解体 錬金術 上級投擲術 挑発 初級鍛治 御者 神風 豪運

 ユニーク 一文字変換 異世界言語 限界突破

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 工藤 月クドウルナ 18歳

 レベル79 職業 無職

 スキル 上級弓術 速射 三連射 瞬歩 生活魔法 解体 上級火魔法 中級風魔法 中級土魔法 中級水魔法 気配察知 回復魔法

 ユニーク ショップ

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 工藤 夜美クドウヨミ 18歳

 レベル81 職業 クノイチ

 スキル 忍法 影術 索敵 瞬歩 乱切り 生活魔法 料理 危機察知

 ユニーク 忍者

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 これでやっとレベル99から解放されたな。

 これまでずっとレベル99から上がらないからどうやったら上に上がるのか不思議だったんだよ。

 登録して外に出る。

「かっこよかったですね竜」

「いやいやモンスターだからな」

「がおぉ」

「そんな可愛いもんじゃないだろ」

「えへへ」

「褒めてないよ?」

「それにしてもまたスキル屋ですか?」

「ああ」

 スキル屋に向かっている。

「おっす!また来たな!」

「おう。今日は弓師が欲しくてな」

「おっ買ってくれんのか?金貨50枚だぞ?」

「あぁ、買うよ」

「毎度!」

 そしてルナにやると嬉しそうに、

「ありがとうございます」

「無職卒業」

「う、うるさい」

 開けると虹のエフェクトで弓師になれたみたいだ。

「おめでとう」

「えへへ、ありがとうございます」


 そして俺らは買い物したりして宿屋に戻る。

 そして俺は錬金をする。素材は揃ったし皮を鞣して革にする。魔法で工程を飛ばして裁縫でバッグにする。まぁ、いろんな素材の薬液につけたりしたんだが割愛で、最後に空間魔法と認識魔法を付与する。

 これが意外と難しいが、

「できた!マジックバッグ1号だ」

「私も欲しい」

 ヨミがいつの間にか入ってきていた。

「うお!ヨミは収納があるだろう?」

「可愛いの」

「あっ!やっぱりい…たってなんですかこれ?」

 ルナも入ってきた。ここは一人部屋で狭いんだがな。

「あぁ、錬金術をちょっとな」

「マジックバッグ」

「ええー!作れちゃうんですか?じゃあ、作って欲しいです!」

「わかった。どんなのだ?」

 ルナが紙に描いて説明してくれる。

 ヨミも描くがよくわからない。

 そちらもルナが描き直して説明してくれた。

「分かったから、作ってみるよ」

「ありがとうございます」

「います」

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