第9話 隣町
ダンジョンに挑んでみる。
まぁ。一日しかないので途中までだがやれるだけやってみよう。
1階層から15階層くらいまでは強さもあまり変わらない、
16階層、ゴブリンライダー
ゴブリンがウルフにまたがっている結構団体さんでくるため面倒だったが魔法なり矢ででゴブリンを落とせばただのウルフだからな。ドロップは毛皮に魔石。
17階層、妖精
いたずら好きの妖精でこっちの嫌がることをしてくるのでキレたヨミに火遁で燃やされていた。ドロップは妖精の涙と魔石。
18階層、餓鬼
ゴブリンと一味違って素早く包丁で切りつけてくる。怖いのでさっさと倒した。ドロップは餓鬼玉と魔石。餓鬼玉はなんか綺麗な玉だった。錬金素材だ。
19階層、レベルファイブ
五の倍数のレベルのものを即死させる技を持っているらしいがレベルが違ったので良かった。ドロップはレベル玉と魔石、レベル玉は飴玉のようなものだ食べるとレベルが上がるらしい。
20階層、デスハーピィ
デカいハーピィだな。定石通り俺が挑発で惹きつけると矢やクナイで攻撃して倒した。
金のスキル玉と羽根と魔石をドロップして、金の魔石は回復魔法だったのでルナにやる。
宝箱を開けるとミスリルの短剣と金貨1枚が入っていたのでヨミだな。
21階層、ハイエレファント
ゾウだがデカいな、踏まれそうになるので避けて斬りつけると倒れてくるのでそれも避けて倒すと象牙と魔石をドロップ。
22階層。アント
蟻酸をはいてくるので、厄介だ。数も多く魔法で一掃して行く。ドロップはアリ蜜ボールと魔石。
23階層、ジャイアントビー
蜂が大量にいるので燃やして回る。ドロップはハチミツと魔石、ハチミツはボール型になっていて口でプチッとつぶれるくらい柔らかい。
24階層、リッチ
この階層で一体しか見なかったがゾンビを召喚してくる。際限がないのでさっさと倒しに行った。リッチの杖と魔石をドロップ。
25階層、キラーマンティス
大鎌を振り下ろしてくるので危ないな。切れ味が鋭そうなので触るのも嫌だ。ヨミが後ろに回って首を刎ねた。ドロップは大鎌と魔石、宝箱はヨミが開けて青のスキル玉三つと金貨1枚。脱兎、興奮、疾風だった。疾風を貰い、『疾風』→『神風』にする。
とりあえず今日はこのくらいにしておこうと外に出る。ドロップをギルドに売りに行く必要なものを避けても金貨2枚になった。
翌日は門兵に木札を見せて盗賊の賞金をもらいに行くと賞金首と討伐料で金貨100枚、領主からの報奨金で金貨100枚もらえた。
盗賊って儲かるな!
商人のヌッティさんと合流して街を出て王都に帰る。帰りは早く感じたくらいだ。
「またよろしくお願いしますよ」
「「「はい」」」
「ありがとうございます」
そしてギルドに報告に行きランクCまで上がった。
そして帰り道は、いつものクレープ屋で買い食いをして帰る。疲れると甘いものが欲しくなる。
「ねぇ、あそこ寄っていいですか?」
「あ。私も」
「どうぞ」
下着屋によりたいなら二人の時に行けばいいのになぁ。
まぁ、そんなの関係ないくらい仲良くなったってことにしておこう。
「ふう。買った買った!」
ここでは知らんぷりしておこう。
「気になる?」
「ならんわい」
ヨミの一言で台無しだよ。
「えへへ」
「明日は1日休んで次の日からまた再開だな」
「分かりました」
「わかった!」
よし。また一人でレベル上げをするかな?
その頃王城では。
「あーむかつく!なんで俺がこんなところに!」
「まぁ。ここで楽できるんだからいいじゃないか」
と反省部屋で反省もせずにベッドに横になっている二人、カツミとヒロシがいた。二人は怠けて仕事もせずにカードゲームに勤しんでいたからだ。反省部屋は快適で簡易的だがベッドもある。食事もでるし、カツミにとってはいうことなかった。
流石にヒロシは嫌がったが、一人じゃない分マシだった。
「マイ!3番テーブル!」
「いまできるよ!」
と料理に夢中なのはオバチャンである。
さすが主婦なだけあって料理を覚えて行くにつれて頭角を表してきた。
料理番になってからもマイの料理は評判だった。
勇者ヨシヒコはここらの魔物じゃ物足りなくなるくらいレベルを上げた。賢者も才能に満ち溢れていた。聖女の回復は城でも評判だった。が、姫と聞くだけで癇癪を起こす状態である。必然的に姫は部屋に幽閉されてしまう。
勇者はそれが腹立たしかったが聖女の精神状態じゃ、魔王が討てないと思いとどまった。が限界だった。
「私のせいだって言いたいの?」
「そんなことは言ってないじゃないか?もう少し仲良くできないのか?」
「無理よ!」
「そうか」
「ヨシヒコはどっちの味方なのよ」
「姫だな、今のお前は普通じゃない」
「私より姫を選ぶの?」
「別に付き合ってたんじゃないだろ?」
「そ、そうね、姫がいなくなれば」
「はぁ、お前は変な考え起こすなよ?地球に帰れなくなるんだから」
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