第7話 ダンジョン
その後、身包み剥がされた二人は王城へ戻ってきていた。
「あの野郎のせいで」
「身包み剥がされたっつーの!」
寒そうにパンツ一丁の姿で二人は怪我をしていた。
「あらあらどうしたの?」
「あいつは許せねぇ」
「そうだぞ!あんなやつ!」
「それよりもヒール」
「ありがとうおばちゃん」
「ありがとう」
おばちゃんにヒールをかけてもらってもパンツ一丁は変わらない。
「おい!宰相呼べよ」
「何故だ?」
「金だよ!盗られてなくなったんだよ!」
「これじゃ服も買えないじゃないか!」
「それはお前らのしたことだ、宰相は関係ない」
「ふざけんなよ!この国の奴らがしたんだぞ!」
「そうだ!慰謝料よこせ!」
「ふざけてるのはそっちだろ?あれだけ金があったんだ!全部持ち歩いてるやつがあるか!」
「そ、それは」
「はぁ。服なら持ってきてやる」
「あと金もな!」
「金は知らん」
「ふざけるな!金がなけりゃ何も出来ないだろうが!」
「働けばいいだろ?ここでグータラしてるよりマシだ!」
「分かったよ!仕事くれよ」
「はぁ、仕事くらい自分で…もういい、こっちにこい」
と二人を連れて行くと、
「これを着てそして持ち場を教えるからそこで立っとけ」
「衛兵の仕事か」
「まぁ背に腹は変えられんか」
こうして仕事を与えられた。
「さっきのおっさん達は忘れることにしよう」
「はい。わかりました」
「はーい」
「うし!んじゃ掘り出し物でも探しに行こう」
スキル屋に着くといつもの調子だ。
「まーたきたのかよ」
「悪いか?客だぞ?」
「はいはい」
「またみるからな」
瞬歩 乱切り 三連射
があった。
「この三つで。こっちの二つがルナでこっちがヨミな」
銀エフェクト1赤エフェクト2だった。
瞬歩と三連射はルナに、乱切りはヨミだ。
「分かったよ、鑑定持ちなのは。たまにはこっちも買ってくれや」
「金が貯まったらな」
「へいへい」
あまりやるとあれかな?
「まぁ、また来るよ」
「おう!」
そして、今日はもう部屋に戻り明日に備えよう。
次の日はダンジョンに向かう。
25階層からだな。
26階層、大ネズミ
状態異常を引き起こしてくるので魔法で対処する。ヒゲと魔石をドロップ、たまに耐性の指輪。
27階層、キングスネーク
デカい蛇だな。巻き取られないように注意しながら戦う。皮と魔石。
28階層、ブラックスケルトン
硬いので核を狙う、俺が挑発で惹きつけている間にルナかヨミが、こわしてくれる。
ブラックボーンと魔石をドロップ。
29階層、ミノタウロスウォーリア
鎧を着たミノタウロスで突進してくるのでまたも挑発でこちらに向ける。ルナが倒して、皮と魔石、時々鎧を落とす。
30階層、マンイーター
大みみずのような口だけのモンスターだ、潜って出て来たところで雷魔法と雷遁で攻撃し出てきたところを斬る。
マジックバッグと魔石をドロップ。
「きゃー!私欲しかったの!」
「良かったなルナ」
一人だけ収納がないからな。
宝箱はヨミが開けると銀色のスキル玉と金貨1枚。銀色のスキル玉は瞬歩だったのでヨミにいった。
とここで今日は周回することにした、20階層から30階層を2回ほど周回する。マジックバッグは落ちなかったが金色のスキル玉が2個と、赤色のスキル玉が3個落ちた。金色は土魔法と水魔法だったのでルナに。赤は3連突き、ガードラッシュ、投擲術だったので投擲術を俺がもらいあとは収納に入れておく。
帰りは夕方だがルナのテンションが上がってる。マジックバッグは本当に欲しかったみたいだな。
「私のバッグ!えへへ」
「よかったな!」
「はい!二人ともずるいから私だけのが欲しかったんですよ」
「ずるいって言われてもなぁ」
「収納に影収納なんてズルすぎますよ」
「まあな」
「えっへん!」
「でも、私のバッグがあるからいいんだー」
「私も欲しい」
「出たらな」
次の日も20階層からチャレンジして行くがマジックのドロップは無し。銀1金2のスキル玉が出たがすでに持ってる魔法と盾士の技だったので収納に入れてある。
31階層、ビッグマンモス
マンモスだけでデカいと思うのだがビッグだな。ここは俺が斬っていく。倒すと牙と毛皮と魔石をドロップ。
32階層、トロール
勝手に回復するから厄介だな。首を斬り落とすと消滅する。ドロップは皮と魔石時々棍棒。
33階層、レッドアイ
目からビームのような物を出してくる。
こちらはルナが射抜いていく。ドロップは皮と魔石だ。
34階層、ミスリルゴーレム
硬いしすぐに回復するので俺が切り刻み核を二人に狙ってもらい倒す。ミスリルのインゴットと魔石をドロップ。
35階層、クァール
二股のジャガーのようなモンスターでかなり素早い全員で囲んで攻撃して倒した。虹色のスキル玉と皮と魔石をドロップ。
虹は錬金術師だったので俺がもらった。
使うと頭が割れるように痛かったが痛みが引くと知識が入っていた。
「大丈夫ですか?」
「おう、痛みも引いたからな」
「大丈夫?」
と二人に心配されながら宝箱はヨミが開ける。薬と金貨1枚だった。
鑑定すると若返りの薬らしく10歳若返るらしい。
「飲んでください!」
「飲め」
「なんだよ、わかったよ」
と飲むと今度は体が軋む筋肉が破裂するような痛みがして倒れた。
と目が覚めると二人に見られていたが、体を動かしてもなんともないようだな。
「若返りましたよ?」
「若くなった!」
「そうか?ならいいけど」
ステータスを見ると、
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レベル59 職業 達人 錬金術師
スキル 刀剣術極 槍術極 弓術極 体術極 魔術極 槌術極 裁縫 鑑定 収納 神速 一閃 気配察知 解体 錬金術 初級投擲術 挑発
ユニーク 一文字変換 異世界言語
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レベル48 職業 無職
スキル 上級弓術 速射 三連射 瞬歩 生活魔法 解体 中級火魔法 初級風魔法 初級土魔法 初級水魔法
ユニーク ショップ
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レベル51 職業 クノイチ
スキル 忍法 影術 索敵 瞬歩 乱切り 生活魔法 料理 危機察知
ユニーク 忍者
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これで俺も若者入りだな。
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