これくらいでなければ異世界は生き残れない

 常々、ファンタジー異世界って現代人には厳しいよなー、って思っていたのですが、まさにそれを体現したような作品です。

 この作品世界をかいつまんで説明すれば、魔物がいて魔法もあってダンジョンもある。と、よくある異世界なのですが、その実態は残酷。一山いくらで消費されていく転生者たちとそれを当たり前のように見つめる現地人。

 そんなろくでもない世界で主人公が感情を割り切り、慎重に、しかし効率的に生き抜いていく姿は必見です。