*2022年10月7日レビュー更新*
2022年10月7日時点最新話の第240話まで拝読しました。
落石に巻き込まれ仲間を失い、自身の命も失いかけた銀髪の脳筋女騎士アデランテ。
しかし、神を名乗る謎の存在との取引に応じ、その身に不死の”怪物”ウーフニールを宿して一命をとりとめる。
その後、二人は山賊の討伐、非人道的な地下施設の破壊などを経て徐々にお互いを分かりあい、そして謎の存在からも”依頼の達成”と共に”力”を与えられるが、それは代償を伴なうものだった――
重厚な剣と魔法と怪物の本格アクションファンタジーながら、脳筋アデランテと理論派のウーフニールが掛け合う姿、個性的なわき役たち、そして謎の少女、何より前向きで折に触れて童話を持ち出すアデランテにより、暗く沈みがちな内容でありながらも、適度に読み易くなっており、しっかりとした文章力とストーリ構成からも書籍化されていてもおかしくはない作品だと個人的には思っています。
テンプレ異世界ファンタジーを卒業して本格的なファンタジーを読みたい方にもオススメ。