第2話 

ますかさが消えた先は人がいない森の中だった。そこで一人で剣の事で考えていた。

「あの剣はあいつが持っていたはず。」

ますかさが消えた後、仮崎は剣から声が聞こえるのがした事に気づいた。


「何も恐れないで……」


仮崎は剣から声が聞こえることに驚いているようだ。そしてその声の主に恐る恐る名前を聞いてみた

「き、君は誰なんだ?」

するとまた声が聞こえ

「私は桜あん。前にその剣を使っていた者よ!」


仮崎は状況を少し理解して落ち着いた。

「もう少し詳しく教えてくれないか?」

あんは仮崎に丁寧に説明し始めた


【結論から言うとね……君は私より強いの。

君が傘に向かう途中、「神のお告げ」で言われたピンクの子を探してたの。その子に「転生の剣」を渡せ………と。そして私と君は戦った。そしてお告げ通りなのか、君はとっても強くて私、負けちゃったの……そして君は私との勝負に勝ったら剣があなたを選んで剣を受け継いだの。】


仮崎は真剣に聞いた。しかしそんな記憶は仮崎に全くなく、適当を言っていると思われ仮崎は怒り始めた。

怒りのまま続けてあんに聞いてみた。

「そんな記憶、僕にはない!適当なことを言うな!」


あんはこう一言。

「それは…後にわかる。」

続けてあんは仮崎にお願いをした。

「お願いだ!君の傘開きに私を混ぜてくれ!」

仮崎はそのお願いで急に怒りが収まり

「お前も知ってるのか……いいよ。仲間は多い方がいい…」


あんは嬉しそうに「ありがとう!」と一言。

あんは続けて提案をした。

「まずは傘を開かせようとしないますかさを倒そう!あいつは…」

仮崎はあんの提案に挟むようにこう聞いた

「ますかさを知っているのか?」


あんは突然少し黙り

「……聞かなかったことにして。」

仮崎はあんがますかさをあいつ呼ばわりしていたことを聞かなかったことにして提案の話に戻した。

「ますかさはどこへ消えたかわかるか?」

あんは即答で

「森の中だ。私がナビしよう。」

こうしてますかさを倒す為2人は森へと向かった。


森へ着いた2人はますかさを見つけた。


仮崎はますかさに対して小声で怒った。

「ますかさ……!!」


それを聞き逃さなかったますかさは余裕の表情で剣を取り出し

「興味があるのはお前じゃなくてその剣だ!

大人しくよこせ!!」


それを聞いた仮崎は剣をますかさ向けて

あんと仮崎でシンクロして

「絶対に嫌!!」

ますかさは苦笑いをして

「なら消えてもらう!」

といいものすごい速さで斬り掛かる

突然の攻撃で反応しきれずに傷が入ってしまった

「この強さ……尋常じゃない!」

ますかさが強すぎるあまりに狩崎は勝機を失っていた。


「終わりだ」

ますかさはトドメを刺したがトドメを刺した感覚がなかった。

「こ…これは?!」

刺したのはますかさの剣ではなく

仮崎の白黒剣

だった。


「ごめんね……これしかなかったの。」

刺したのはますかさではなく白黒剣に宿っていた

あんが仮崎を刺したのだ。

彼の目的とは一体…………

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