そら


今回は一番、下の子。

ミスター。ヤンチャボーズ!

そら君をご紹介します!



🐈そら君

トラ猫と三毛猫の雑種。不思議な模様をしている 

めちゃくちゃ、やんちゃ坊主♂

推定3歳。お部屋の中を駆け巡る、通称キャノンボール。運動神経は抜群。


前回のえまちゃんパートで書き忘れていたのですが、えまちゃんはお隣さんが保護した子を譲り受けた子でした。


今回のそら君は、うちの庭にある物置きの裏にいた子でした。


もしかするとえまちゃんと血縁関係なんじゃないかと思うこともありますが。

まぁ、それはさておいて。


実は当時、野良猫親子が、物置き裏を仮宿にしていたことを知っていました。ちょっと、ココらへん記憶が曖昧なのですが、確か息子と娘が、連れ帰ったはず。


猫って、子猫に別の匂いがつくと、もう自分の子と認識してくれないんですよね。

可愛い、良かれと思って。触ったら、もう引き返せない。


当初、これ以上、猫は増やせないと反対した尾岡パパでしたが。

なんたって、えまちゃんの小心者っぷりが想像できちゃったんですよねぇ。

でも、触れてしまったのは仕方がない。


かくして、そら君は尾岡家の子になったわけですが……。


彼、育てていくうちに分かったのですが。非常にヤンチャだったんですよねぇ。ゆきちゃんもえまちゃんも、仔猫の時はヤンチャでしたが。ヤツはその比じゃない。


僕ら夫婦、共働きなので、この【弾丸キャノンボール】な彼を野放しにはできない。何をやらかすか分からないんだもん。

というワケで、落ち着くまで、彼はゲージ生活をさせることを決めたワケですが。



……猫って、場所に居着くんですよね。

結論を言うと、そら君はゲージを大変気に入ってしまって。

今はちょっとずつ、外に出して慣れさせようと試みているのですが。


出したら、やっぱり安定のキャノンボール。

そして、「そろそろご飯ですよね?」と言わんばかりに、自分からゲージに戻る。


息子君をご飯係にしたのも、あるのかな?


彼が一挙一動するだけで、そら君はゲージに戻ってくる。ハンモックもあって。ゲージの天井(梁)から、相方さんお手製のオモチャを吊るして。

爪とぎに専用トイレ完備。給水器つき。

さらに、相方さんお手製の布団にくるまって、シェスタ。

どうやら彼、頭までかぶって寝たいらしい。


総合的に判断して……彼は【そらハウス】を満喫しているようなのです。

最近のお気に入りは、ハンモックの上で、自分のしっぽとの追いかけっこ。


「こいつ、逃げるな! こいつめ、こいつめ、こいつめ!」

という声が聞こえそうなくらい、上機嫌にしっぽを追いかけている空君です。


ゲージの隙間から手を差し出すと、無邪気に甘えてくるの。

そして、解放すれば。


せぇぇぇぇのっ!


「レッツ、キャノンボール!」

そう言っているかのようで(笑)


フスマを突き破る。

ソファーに爪を立てる。

カウンターキッチンに置いていた食器類が宙を舞い

そら君自身も宙に舞い、華麗に駆け


相方さんと目が合うと

「やっべぇぇぇぇ」

と言わんばかりに、一目散に退散。


うん、君は我が家のパワーバランス、よくご存知だよ(遠い目)


キッチンの手拭きタオルを落とし、

2階を駆け回り、そして浴室へ。


洗身タオルが大のお気に入りなのです。

そして、えまちゃんは、しっぽを縮こませて小さくなって。


息子君が、キャットフードがはいっているケースを鳴らせば、

またしても、一目散に駆け下りて、ゲージのなかへ。



「……」

良いのよ。

君がそれで満喫なら、それで。


でも尾岡はね。

ゲージの外で過ごすのが当たり前になって欲しいと思うの。


だからね……。




ぴょーーーーーーんっ。

トイレを片付けている尾岡の肩付近を跳躍する運動能力。

ムダにすげぇよ、そら君!


そして、ご飯タイム。

やっぱり素直にゲージに入るのでした。



「なにか、しんぱいごとー?」

ハンモックから身を乗り出して、逆さまになりながら僕を見るそら君。

その姿勢――通称、そらコウモリと僕らは名付けています。


今日も彼は平常運転です。








※猫を飼うと決めたら、家具や壁紙は傷物になると覚悟してくださいね。

 本能におもくまま、彼らは全力で遊びたいだけなんですもん。

 これはごくごく当たり前のことですから。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る