第18話 トップクラン
さて!今日から本格始動と行きますか!
ギルドにはもう申請を出しているんで、すんなりと倒してくれる。45階層まで俺とネアで様子見はしたので他のみんなと足踏みを揃えるために10階層から攻略していく!
昼には45階層に到着して一息入れている。
「なあ、このまま攻略して良いのか?」
「おう!せっかく出る杭扱いされたんだから打てないくらい出ていかないとね!」
「はぇ、そんなことがあったの?」
「出る杭は打たれるぞ?って脅されちゃった」
「あははは、俺らに勝てるわけないしハルにそれ言うとは度胸があるね」
「馬鹿なだけじゃない?」
「まぁ、今日が初日だから良い報告をしようか!」
「だな!」
「ニュースになるかな?」
「なるように仕向けたからね」
「マジで?」
「そりゃ。いつも2人で未知の素材を取ってくるのに何階層か言ってなくて、今日はフルメンバーですって言っておいたからね」
「まじかぁ、これで50階層じゃなかったら?」
「そりゃどこまでも降りるさ」
「んじゃこんなとこでのんびりしてて良いわけないじゃん」
「まぁ、50階層じゃなくても別に攻略できるだろ?」
「まあな」
「そうね」
「まぁ、ちょっと早いけど行きますか!」
「「「「「おう」」」」」
46階層、レッドドラゴン、
「おいおい、レッドドラゴンがこんなにいるぞ!」
「ボスじゃないとこがミソだね」
「まあな!いくぞ!」
「それ!」
シオンの矢が当たるとレッドドラゴンが霧散する。
「すご!なんだその弓?」
「これハルにもらった弓なんだけど」
「どれ?あぁ、即死の弓だって、30パーの確率で即死らしいよ」
「確率高えなおい!」
「ボスじゃ使えないかもね」
「あー、そう言う仕様があるのも多いな」
「なんの話?」
「ゲーム」
「ゲームかよ!」
とふざけ合いながらもレッドドラゴンを倒していく。
ドロップは皮に魔石、時々フランベルジュと言う剣。
47階層、シルバーファング、
銀色の毛並みが綺麗なオオカミだ!
「めっちゃ綺麗じゃない?」
「すげー光ってるし」
「あーしあれでマフラー作りたい」
「げ、趣味悪いぞ?」
「毛皮のマフラー可愛いじゃん!」
「せめて白にしろよ」
と斬って捨てる、ドロップは毛皮と魔石時々ファングナイフ、これを愛用しようかな。
48階層、メタルリザード
「こいつ前、低階層にいなかった?」
「そうか?でもキレるぞ」
「まぁ、たいして強くはないけどさ!」
「耐性の指輪落としてた」
「あーあ!いたねそういえば!」
と倒しながらドロップはオリハルコンのインゴットと魔石、全耐性の指輪をたまに落とす。
49階層、ダンジョンワーム、
「気持ち悪いよー!」
「うげっ!俺もこいつ苦手かも」
「んじゃ焼き払うぞインフェルノ」
とクオンが焼き払うと皮と魔石、時々マジックバッグをドロップ。
「本物のマジックバッグじゃん!」
「へえ、こいつが持ってんのか!」
ここで三個ドロップした。
50階層、ホワイトドラゴン
「きたねぇ!デッカいぞ!」
「ブレス来るぞ」
「ホーリーバスター」
「へえ、負けてないじゃん!」
「まぁ何発でも撃てるけどね!」
「じゃあクオンやっちゃえ」
「オッケー!ホーリーバスター!」
“プスプス”言って倒れて消えて行った。
聖剣ユグドラと魔石と虹玉、宝箱には金貨1枚とダンジョン攻略証のようなものが手に入った。
奥に行くとダンジョンコアがあり攻略達成となった。
「んじゃ出ますか?」
「俺変じゃねえ?」
「いつもと変わらないよ」
「あーし化粧直したい」
「あははは、ゆっくりして良いよ」
「記念に写メ撮ろうぜ!」
「おう!」
「みんなはいった?」
「いくよー!」
“カシャ”
そして俺たちサモナーズクランの立ち上げは大成功!
「きょ、今日は何階層まで行かれましたか?」
「50階層で攻略してきましたね」
「や、やっぱり!」
「ここのギルド長です。なにか攻略の証はないですか?」
「聖剣ユグドラとこの証みたいなのを50階層でドロップしました」
「み、見せていただいても」
「はいどうぞ」
鑑定持ちなんだろうな。
「た、たしかに50階層攻略と書かれています」
フラッシュが焚かれる!
「サモナーズクランによって攻略達成第一号です」
歓声が鳴り響きシャッター音が心地よい。
素材の買取は?聖剣ユグドラ以外全て売ります。といって階層ごとに出していくとマジックバッグで一際フラッシュが焚かれた。
まぁ、これは夢のバッグだからね。
「こ、こちらは買取に時間がかかりますが良いですか?」
「はい、かまいません」
そして最後に証はクランハウスに飾ろうと言うことになった。
とりあえず最高額の30億円を突破したことがニュースになり、サモナーズクランはトップクランになった。
「いやぁ、トップクランだって!コハルちゃん」
「凄いですね!税金対策しないと!」
「経費でマンション買えないかな?」
「皆さんが住むんであれば少しは」
「だよねー!」
「と言うか硬すぎるよ!コハルちゃん!」
「そうそう!パーティーなんだし明日にしようぜ」
「はい!」
この日サモナーズクランは夜通し明かりがついていた。
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