第6話 盗賊
「盗賊か!お手柄だな!」
「おう!」
「しかもまだ生きてるのか!こいつらは犯罪奴隷で鉱山送りか死刑だな」
「あぁ!私らを弄んだんだ!惨たらしく死ね!」
と女3人は蹴って殴ってしているが誰も止めない。死にそうになったら止めるだろうがな。
「それとこれ」
「あぁ、遺族に渡してやる」
とギルドカードを渡す。
これで終わりかと思ったら賞金首らしくてその金と報奨金が貰えるらしい。討伐金はギルドに言えとのことだった。
「私は助けてもらっただけさ」
「そう言わずに少しはもらえよ」
「ふぅ、あんたがほとんどやったのにどのツラ下げてもらえるかって!」
「そ、そうか」
「まぁ飯くらいは奢ってくれよな」
「おう!」
ギルドに盗賊のギルドカードを持って行くと討伐金が1人頭銀貨30枚貰えたので11人討伐して金貨3枚と銀貨30枚になった。
次の日に門に行くと3人が賞金首で金貨3枚、報奨金で金貨10枚が貰えた。そして帰ろうと思ったら女3人が待ったをかける。
「なんだ?」
「私らを好きにしてくれよ」
「なんでだ?好き勝手されただろ?男が嫌いになってもおかしくない」
「返せるのが体しかない」
「やめとけよ、それに金が手に入った」
「私らは汚いからかい?」
「そんなことはない、3人とも魅力的だよ」
「なら抱いて欲しい、上書きして欲しいんだ」
三人は顔を赤らめてそう言う。
俺は三人を抱くことにした。
いつもと違う宿を借りて三人が俺の服を脱がして、
「綺麗な体ね」
「そうか?」
「私らのように傷だらけじゃない」
「そんなこと気にしてるのか?それは戦った証だろ?気にするな」
「あァァ」
1人はしゃぶり、2人はゆっくりと触りながら嬌声を響かせる。3人ともで果てた時には目の前がチカチカしたが3人とも優しく抱きしめてくれた。
結局一睡もせず3人と抱き合った結果、黄色い太陽が眩しく今日の空はぼんやりとしている。その後は3人と食事をし別れると1人宿屋で眠る。
夕食は食う。
腹が減って仕方なかった、
「よう、昨日はどうしてたんだ?いなかったじゃないか?」
「おう!アーシャ、昨日も狩りに出かけたのか?」
「ん?あぁ、聞いてくれよ!昨日はファングボアの群れを見たんだけどさ、こういう時に収納持ちがいたらいいなって思ってな」
「あはは、それで俺か!と言うか俺にはいらないものが盗賊の寝ぐらにあったんだけどいるか?」
「…もしかして?」
「おう。これだ」
「マジか!もらっていいのか?」
「俺には要らないしな」
とマジックバッグと呼ばれる中が広く、見た目より物が入るバッグを手渡す。
「ラッキーだな!言ってみるもんだ」
「だろ?」
で飯をご馳走して、また同じ部屋に向かう。
結局昨日のことも聞かれたがそれはしょうがないことだと言われた。
そう言うものらしい。
男女の関係は奥が深いなぁ。
次の日は元気に朝飯を食ってレベル上げだ。
アーシャは先に出たみたいだ。
マジックバッグを上げたからいつもより多く獲物を狩ることができて嬉しいらしい。
俺もさっさと行くかと思ったら今日で5日目らしいのでまた5日分払って部屋を取っておく。
ギルドに行くとあの三人がいてどうしたのか聞くと、ギルドカードの再発行らしい。
そりゃしょうがないといい、俺は森へと走る。
今日もいい天気で空が眩しいくらいに青い。
森の中に入ってすぐにファングボアがいたので初めて神速を使わずに倒してみることにしたがレベルが上がっているので突進してきたところを牙を掴み捻りあげると首が折れて動かなくなった!
やはり多少筋肉がついたし動きも滑らかになったと思う。
ステータスを確認してみる。
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レベル35 職業 旅人
スキル マップ 収納 魔力循環 魔法(全) 解体 初級剣術
ユニーク 神速
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お、初級剣術もついてるな!
「これで旅に出れるかな?」
いや、まだ5日分払ったばかりだからもう少し城下町でレベルを上げて行くか。
今日はまた、大型のファングボアと一戦交えたところで夕方近いので帰ることに。
途中でアーシャと出会い結果報告はやはりアーシャは凄いな。
「ファングボアの群れってやっぱおっかねえのな!一匹倒したら群れに襲わらたぜ」
「ヒール!当たり前だろ?よくそれだけですんだよな?」
「あ、ありがとう、逃げるのは得意なんだ」
「それでも危ない橋は渡るなよ」
「お、おう」
と2人でギルドへ。
解体場に持って行く俺にアーシャが、
「おま、依頼受けてねえのか?」
「あ、そう言えばそうだな」
「本当に冒険者かよ」
「自由に狩りたかったんだよ」
「な、ならいいけどさ」
と言って解体場にいくと、
「おう!また来たなヒロト」
「ようデジー、今回は解体して持ってきたよ」
「ほー、見せてみろよ」
「ほらっ」
「ふーん、ほお、スキルでも生えたか?」
「おう」
「なら文句なしだな」
と紙をもらって受付に行く。
「ランクアップですね」
へぇ、依頼じゃないのにな。
「ランクDに上がりました。それとこれが報酬です」
「ランクD?Eじゃなくて?」
「これだけ狩れるんです。ランクDでしょう」
「そっか、ありがとう」
「ど、どういたしまして」
金貨1枚だった。
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