第5話 アーシャ



 まだまだレベルを上げないとな。

「よう!ヒロト!今日はあんがとな!おかげで寝ぐらで寝てたルビーベアーを倒せたよ!」

「おう!アーシャ!そりゃよかったな!」

 と隣に座るアーシャは女戦士にしては線が細くて綺麗な部類だと思うが、傷跡が凄いな。

「金貨1枚で売れたから少しは贅沢できるぜ」

「あはは!そら良かったな!俺も金貨2枚は行ったからな」

「げっ!そんなにかよ」

「まーな!飯くらい奢るぞ?」

「お!悪りぃな!奢られとくぜ」

 と女将にどうか30枚渡してアーシャの分も頼む。

「誰かに奢られるなんて何年ぶりだろ」

「あはは、綺麗な顔して何いってんだよ」

「マジか!こんなガサツな女はなかなかいないぞ?」

「そうか?まぁ、ガサツなだけだろ?」

「あははは!口説くなら別の女にしろって!女将!エールを二つ!」

「俺はまだ飲めねえぞ?」

「マジか?なら私が飲むさ!」

「「カンパーイ」」

 今日はいろんなことがあった。そして最後はアーシャに肩を貸して、

「どこだ?アーシャ?」

「ん、私を口説いたんだ!責任とってくれよ?」

「マジか?じゃあ、俺の部屋に来るのか?」

「そこまで言わせるな」

 とアーシャを部屋に入れるとネットリとしたキスをされると服を脱がされる。

「私だって女だ、狩りの後はよけいに寂しくなるのさ」

「そうか、俺もこんなに熱くなるのは初めてだ」

 アーシャの服も脱がせ鎧したの綺麗な体を見るとむしゃぶりつく。

 大きな胸から固くなった勃起を舐める。

 嬌声を響かせる口を口で閉じると指で下にある肉芽を指で転がし濡れた花弁を指で弄ぶ。

「も、もう勘弁してくれよ」

「そうか?まだ可愛い仕草を見せてくれるかと思ってな」

「可愛いなんて言うのはあんたくらいさ」

「そんなことないだろ?現にここを触れば」

「あ、あ、あぁだめ、もうだめ」

「それじゃあ入れるぞ」

「来て」

 と童貞を捧げた。

 

 次の日は昼まで寝ていて二人でシャワーを浴びる。

「またこんなにして」

「しょうがないだろ?綺麗で可愛けりゃこうなるさ」

「し、しかたないね」

 と昼から盛って夕飯どきには女将に白い目で見られると言う始末だ。

 だが気にしない。

「ん?あー気にすんな!避妊魔法かけてあるからな」

「そうなのか?」

「常識だぞ?オークなんかに攫われると危ないからな」

「そうか、ならいいが」

「あははは、そんなこと気にしてたのか?」

「ま、まぁな」

「あはは、ありがとな気にしてくれて」

 と頬にキスをされて今日は1人寝だ。


 次の日は朝からアーシャは森に向かったそうなので俺も森に行く。別に追っかけるわけじゃないけど少し心配だからな。

 森に着くと神速を使ってまた魔物を斬っていく。解体は後だが、アーシャが見当たらないと思ったら盗賊らしき男に連れ去られそうになっていた。

 アーシャを助け出すと、毒矢が刺さっていたので毒消しとヒールをかけると神速を解除する。

「あ、あれ?な?うぉ!」

「アーシャ、無事か?」

「た、助けてくれたのか?」

「まぁな!それよりもだ!」

「あぁ!」

 2人で6人の盗賊か、

「あぁ?お前らに勝てると思ってんのか?」

「あぁ、サンダーショック!」

「アバババ!」

「あははは、雷はダメだな!アイスランス」

「グアッ!」

 痺れたやつが1人に足を貫かれたやつが1人、あと4人か。

「フッ」

“キンッ”

 と針を斬り落としたアーシャは、

「種がわかれば当たるわけないだろ!」

「ウォーターカッター!」

 3人の足をまとめて切った!

「うぉっ!すげぇ威力だ」

「なんだ!初めて使ったのかよ!」

「仕方ないだろ?それより後1人だな」


「こ、殺さないでくれ」

「っとに!縄持ってるから縛ってくれるか?」

 とアーシャが言う。


「おう!」

 俺は縛り上げると他のやつにもヒールをかけて死なないようにする。

「で?寝ぐらはどこだ?」

「い、言えねえ!」

「まぁ、歩いてた方角だろ?」

「そらそうだろうな」

 2人で向かうと中では何人かが楽しんでいるみたいだ!

「はぁ、かわいそうに!」

「んじゃいくぞ!」

 俺たちは無言で入って足を斬って行く。

「うぐァァァ」

「本当に最低野郎だな!」

 外に放り投げておく、中で犯されていた3人を助け出し寝ぐらを探すと金貨が30枚程とほかにも色々とあったので収納しておく。

 とまだ奥もあったが、もう死んでいた。

 捕まって殺された男達だ。ギルド証などを探すとあったのでそれを取ってまとめて燃やしてやる。

 盗賊の寝ぐらなんて碌でもないな。


 女3人には自分の服を渡して着せると剣を貸してくれと頼まれるが断る。

「気持ちはわかるが捕まえたから私らが突き出す」

「わかったわ」

 と納得してくれた。


 馬車もあったのでそれに積んでいく。足はヒールを使い血止めだけしておく。できるだけ苦しんで死んで欲しいと思った。


「行くぞ!ヒロト!」

「おう!」

 馬車に乗り込み途中で残りの盗賊も拾って街に戻る。

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