新人魔女の主人公が「とある人物」の助手となり、森の中の工房で仕事に励む――と、いった物語ですね。
ジャンルとしてはスローライフ系や生産系のファンタジーとなり、読み手ものんびりと楽しむことができます。
私が特に魅力的だと感じた点は、なんといっても好感の持てる主人公ですね。
彼女は高い能力を持っていながら努力も欠かさず、難題に直面しても積極的に取り組みます。また、主人公以外の人物も個性的で、物語が進むごとに全員が好きになってまいります。
一話あたりの文字数にも配慮されており、隙間時間にも気軽に読み進めることができます。文章の質も高く、悪い意味での引っ掛かりがないことも素晴らしいポイントです。
難しい専門用語も少なく、全体的に優しい雰囲気のある物語ですので、ハードなファンタジーが苦手な方にもオススメです。
この素晴らしい作品を、ぜひ皆様もお楽しみください。