五章 パラグラフリーディング

 多目的研究センターにのこっていた関係者を休憩室に集める。成海と藤堂は三浦の部屋を調べた。数々の証拠が現場の密室をあらわしていた。刑事たちが到着する。

 成海は彼らと交代し、休憩室へと向かった。加古から三浦と寺崎が揉めていたことを知る。会話の途中で、宇田川が不自然に割ってはいった。きかれたくない話があるようだ。

 その宇田川によれば、被害者の三浦は三日ほどまえに、天井裏にコチドリがはいったという話をしていたらしい。天井裏が外へとつうじていることを知った。成海と藤堂は、多目的研究センターの外の排気ダクトを見ることにした。身長が低ければ、排気ダクトから侵入できることがわかった。

 藤堂は三浦の身体に、白い蠍のタトゥーが掘られていたことを伝える。半グレ同士の内輪もめの可能性がふかまった。

 藤堂は容疑者のなかにもタトゥーを掘っている者がおり、その人物が犯人だと考えていた。

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