第4話 時間 

 僕は、時間の使い方が下手だ。資格試験や受験を例にすると、そこから逆算して、いつまでに何を終わらすかの予定を立てる必要がある。ところが、僕は全くそれをできない。期末テストなどで教科が多いと特に難しい。中学時代、学校からテスト期間で計画を立てましょうといわれた。計画を渋々立てたが、その通り勉強できたことはなかった。準備不足のまま、テストを受けることがほとんどだった。

 できなくて、罪悪感に支配されていた。

 時間の管理が下手でプライベートでも予定を立てるのが苦手だ。暇な時間を持て余して、ネガティブな空想で浪費してしまうこともある。

 時間があるのに、テスト勉強をサボったことは何度もある。自学自習に向いてないと思った。

 今思えば、公文も親にやらしてもらっていた。理解力があれば、先取りで高校の学習まで進められた。

 ただ、友達が先取りをしたところで、習うときが来ても、忘れてしまうと言っていたのを覚えている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る