第22話太郎でBBQ!?

僕は過ちを犯してしまった。

グルチャに自家発電のことを訊ねるという大罪を犯したため

何故か外で太郎を作るという事態を招いてしまった。

ソロキャンっていったよね!?

なんでみんなで行くことが決定してるの?という謎の太郎BBQ開催が確定してしまったのである。

いや、まだ場所も決まってないしと一縷の望みにかけてみることにした。

当然ながらそこに希望すらなかったと通知音が知らせてくれた。


外太郎の場所決まったよ!足も用意してあるからみんな安心してくれ!と珍しく加藤君が今回やる気みたいだ。

加藤君手際よすぎだよ本当に・・・・。

多分釣りがしたかったんだろうなと思いたい。

さて、これからどうしたものやら。


僕は食べる担当でいいかなぁなんて思ったりもするけど僕メインで太郎作らされそうで怖いんですけど・・・。

こうなったらBBQの準備をしてやる!と意気込むも太郎食べるとほかのモノ食べられないので食材買い込んだら無駄になるのは明らかなので一人BBQ作戦も空想の産物と化してしまった。


朝からグルチャがすごく賑わっているのは何か不穏な感じがしなくもないと僕は通知音が鳴りまくるグルチャを開いてみれば、なんで中川店長が参加することになってるんだどういう経緯でそうなったの?と野口君のメッセージをみて僕は頭を抱えた。


新作太郎研究会みたいな勢いになってきてるけどこれ絶対小鳥遊令嬢も乱入しそうな感じがしてくる。

僕は慌ててグルチャに参加することにしたこれ以上放置してたら大変なことになる!とくに参加人数ぅ!


僕:おはよう、朝からみんな元気だね・・・。

野口:主役のお出ましだな!佐々木君きいてよ!

   中川店長がぜひ太郎会に参加したいって

僕:なにその太郎会ってどういう説明したの?

鈴木:外でオリジナル太郎を作ろう会の略称だよ!


いつそんな会きまったんだこいつら僕のしらないグルチャ作ってるぞ・・。


僕:参加者って中川店長くらいだよね・・・。

加藤:いや、ちょっと仕事関係者よんじゃった。

僕:仕事関係者・・・。

山内:へぇ、なんか大人数になりそうだね!楽しそう!

一体何人分の麺とスープを作る羽目になるんだこの人数。

僕はただソロキャンといっただけなのに・・・どうして・・どうして・・・。

野口:今回の太郎のコンセプトはどうしようか、やっぱり加藤君が釣り上げる魚の加工がポイントかな。

加藤:もし釣れなかったらどうするんだよ。

野口:そこは加藤君の釣りの腕にかかってるさ、僕たちは製麺とスープづくりがあるから時間は結構あるはずだよ。

加藤:のんびり釣りしながら待ってるつもりが責任重大になったが受けて立つぜ!!

僕:まあ、カレー粉かけるかショウガでも利かせればいいから釣果は気にしなくても

鈴木:何それ!おいしそう!!


あの店にあるトッピングは、辛揚げ、マヨ、生卵、味玉なのでピザやカレー粉などの味変はない。

それか、ハマグリやエビなどを焼いてトッピングするのもありか・・・。

店で出すには魚介はリスクが高いのでこの機会に魚貝スープもいいのかもしれない。

まあ、豚汁の強さに魚介出汁が負けそうな気もするがものは試しだな。


僕:エビとか貝とか入れたいんだけどダメな人いる?

野口:魚介きたぁー!!

鈴木:それ僕が用意しゅるぅぅぅぅぅ!!

山内:二人ともテンション上がりすぎ!腹よじれるやめれ

加藤:ちょっと釣り竿買ってくる!

僕:道具変えると魚釣れるようになるの!?

野口:最新技術の釣り竿を買うことで釣りの技術も向上する感じかな?

鈴木:へぇ釣りっておくが深いんだね。

釣りをしない人たちはきゃっきゃと盛り上がっていた。

結局僕がグルチャに入ろうが人数は減ることがなかった。


おっといけないそろそろ学校へいく用意をしないと。

僕は簡単朝食ハムエッグ様を作った。

ハムはフライパンでガンガン焼いて固くパリパリ気味になるまで焼くのがコツである。

卵はあまり火を通し過ぎずにちょっと固まった程度のふわふわ間で皿に盛りつけるのがベスト!

目玉焼きだと思った?残念でしたスクランブルエッグでーす。

よく焼けたトースターにバターを塗りその上にハムエッグを乗せたら出来上がりだぜ。

こぼれないようにもう一枚のパンで挟んでからしなんかをちょいと足せば

ハムエッグサンドに大変身である。

あとはニュースを見ながらぼーっとパンを食べていた。

ネイルの流行特集をやっていた。

昔はゴテゴテしい飾り付けネイルが流行っているが現代はシンプルデザインである。

人差し指にネイルストーンのワンポイントなど控え目だけど華やかさがあるとかなんとか。

有名ネイリストが最新の流行ネイルを教えてくれるコーナーでした。

星座占いをみて自分の星座の運勢があまり良くなかったがまあ、こういうのは信じないに限る。

妹は朝食食べない派ではなく、カロリーバー(チョコ味)なので朝食という習慣がないようだ。

僕はその理由を知っている夜遅くまでゲームプレイで、起床が遅いので朝遅刻ギリギリに家を飛び出すからだ。

新作が発売したから今週は遅いはずである。

さて、保健室で彼らをどう説得しようか。

僕はまだあきらめていなかった・・・BBQを。

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この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。


大変遅れてしまいもうしわけないです。

でも今日中だからセーフ。

コメントがあったのでこれはBBQ編をのぞんでいるんだと判断した!

え?望んでないって?そんなぁ・・・。






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