第3話世界の謎
図書館は結構学生がいて席がかなり埋まっていた。
さすがみんなの勉強机である。
ってえ?なんでそこでみんな僕に視線を向けるんだちょっと君たち怖いんだが・・・。
市の図書館で僕は歴史の本を数冊手に取って読んでみた。
男性減少したのは今から200年前!?
どうやら、僕の知っている歴史ではないようだ。
第二次世界大戦で男性がごっそり減ってそこから何故か男性があまり生まれなくなったらしい。
いろいろと男性の保護法案などが可決したらしい。
あーやはり、一夫多妻制度導入されてるわぁ。
女性余りが深刻な社会現象になり一夫多妻制が導入されるがそれでも解消され―――。
ってことは父さんまさか、嫁さんいっぱいいるの?
僕の異母兄弟もたくさん?
まあ、そういう家庭の今後の苦しい事情はとりあえずスルーしておこう。
親戚がたくさんいましたとかうん、なんか盆と正月大変そう。
精子バンクで精子を売ると高額取引されるらしい。
精子売買の闇に迫るなど事件を見るとぞっとする出来事ばかり起こっていた。
これは、また過激すぎだろ。
僕は過去の新聞を読んで思わずつぶやきそうになった。
女性をだまして金儲けをしている男性がたまーにいるけれどほとんどは男性被害の事件ばかりだった。
女はカマキリや蜘蛛といった歌が流行ったり大人気ボーイズグループも大変そうである。
芸能系ゴシップ記事も軽く確認して閉館時間も近づいてきたので片付けをして図書館をでた。
暗くなる前に帰らないと襲われてしまうかもしれない。
きれいな清楚系のお姉さんならありだがそうとは限らないんだよなぁ・・・。
まあ、別に何事もなく帰宅したのだが、帰宅したら妹のお説教で僕は妹の名前をいまだ聞けずにいたのだった。
夕食は冷蔵されたおかずをレンジで温め、ご飯を炊いて味噌汁を温めるだけの親が用意した晩飯クオリティーである。
風呂の掃除や準備、食事の片付けをして部屋に引きこもった。
動画を眺めているが男性配信者が人気である。
僕もワンちゃんあるかも!ということで生配信でラジオすることにした。
だけど、顔出しはちょっと怖いので声だけ出すことにしよう。
少し日和ってしまった。
その名も「異世界人が迷い込んだらinラジオ」という画像なし音声のみ配信スタイルだ。
話す内容は僕がいた元の世界とこの異なる世界の違いの話や実際の体験を話す予定である。
新しくSNSのアカウントを取得して、とりあえず今から配信すると書き込み配信を始めた。
初回は30分だったが結構人が集まったが、スパチャ解禁できる登録人数や再生時間ではないためまだまだ頑張る必要がありそう。
ちなみにアーカイブは会員特典にする予定だ。
別にコンテンツ配信はちょっとめんどくさいというずぼらな僕であった。
ラジオを終えて、一応ノックして妹がいるか確認したがどうやらいないみたいだ
ということで安心して風呂にはいった。
湯上りは暑いので飲み物を取りにリビングに行けば妹は下着姿でウロウロしている。
なんてこったい!どうなんてるんだ!まったくけしからん!!
と僕はコップに冷えた麦茶を入れると無言で自室に引きこもった。
お風呂にはいったばかりだというのにくうぅうう。
――――。
なんて馬鹿なことをしたのだと後悔した。
まだ寝るには早いのでネット記事を漁りを始める。
オンラインゲームは、着せ替えと部屋の模様替えゲームみたいな感じなのが人気らしく過疎ってそうな農業系オープンワールドRPGで遊ぶことにした。
このゲームは農作物作って売ったり、魔物倒して素材を売ったりしていろいろ作ったりするゲームだ。
まじで時間が溶けるので遅刻で親に切れられないように早く寝なくては。
そう思っていた僕ですが気が付いたらスズメがおはようって言ってました!
仕方がないのでこのまま学校へ行くしかない。
今朝は妹から逃れるように早めに自宅をでた。
登校途中にあるコンビニへ寄ったら、爽快スカッとさわやかカフェインダクダク飲料系がそもそも売ってなかった。
どうして!どうしてだよ!!僕に翼を授けてください!!
ないものはしょうがないので紅茶を買った。
ストレートは渋いのでミルクのやつだ。
コンビニの駐車場で少しだけ紅茶タイムしながらぼーっとしていると登校中の男子生徒発見である。
そういえば昨日、男子生徒と一言も話してないや。
「おはようございます!1年3組の佐々木努っていいます!」
「お、おう、同じクラスだな。鈴木だ、名前は洋平だがまず保健室直行だから佐々木君とは今日が初めてだね」
「あーそうなんだ。」
「なんで佐々木君は保健室へ来ないんだい?女子からいろいろといやがらせされたりするだろ?」
「うーん特にないかなぁ」
嫌がらせは断じてうけてないと自分の息子に誓おう。
「そうなのか、男子は少ないし何かあったら保健室で相談にのるよ」
「ありがとう!鈴木君ってところで男子は部活やってないの?」
「お稽古で忙しいからね、佐々木君もそうでしょ?」
けいこ?何を習うんだそんなの聞いてないぞ・・・。
「いや、暇っす」
「そうなんだ・・・。」
男性は許嫁が一人は決まている。
遅くても二十歳で早ければ高校卒業と同時に結婚する。
相手の女性に嫌われないよう稽古をしなくてはならないなんてとても悲しい事情を鈴木君から聞かされて涙が出そうになったが、それって僕にも許嫁がいるってこと!?
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この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
世界の謎とは・・・一体!?
放課後街ぶらしながら図書館へ行けば閉館までそんな時間がないので調べられることもまあ大雑把のざっぱちゃんですね。
翼を生やすタイプの飲料水は残念ながら売っていない世界でみんなどうやって翼を生やしているのだろう。まあ、翼がはえるやつよりタブレットタイプのほうが最高にハイってやつを味わわせてくれるはずです。
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