教育論と赴任の理由
国枝『正直に申し上げますが、校長先生が赴任されてから威厳が失礼ながらなくなっている感じが致します』
光山『威厳は必要なのでしょうか?教頭先生の話しも確かにそれは一理あると思います
歴代の校長先生はそういった方なのだと認識しています!
教頭先生私はね、遅かれ早かれこういった問題は起きるだろうなと予感みたいなものはありました
それは日頃の先生達や生徒達を見ていたからです
何もありませんよみたいに普通に過ごしていますがね、その辺が私が民間校長として赴任する事になった一因だと思いますよ
今までのやり方を変えてほしいと』
国枝『今までの高等学校教育が間違っていたとでも仰りたいのでしょうか』いささか語気を強めたように言い放った
光山『時代の変化についていけなくなっているという意味では間違っていると言わざるを得ません、本来であれば私は別の小学校に赴任する予定でした!それが数年前から本校で横行していた先生方の高圧的言動や指導ですよね‼今でいうとパワハラにモラハラにアカハラですか?それに体罰を見過ごしてきた尻拭いかツケのために、まぁある意味では立て直しのために赴任しています
国枝さんあなたも共犯の一人ですよ、
それはお忘れなきように
もし私の事が不服ならどうぞ県教にでも話してください
ただし、私の正式な役職は文政学問省教育改革推進部付兼任こちらに赴任しています』
と冷たい声で話している
国枝『申し訳ありません、全てご存じでこちらに』驚いた表情で声を震わせて
光山「昨年まで在籍されていた先生方のほとんど懲戒免職になっています、刑務所に収監の場合もあるでしょう!国枝さんあなたも可能性ありますのでそのつもりで」冷たい目と蔑(さげす)む表情で国枝に問いかける
国枝『私の今までの教育が間違っていたのでしょうか』落ち込んだ表情で肩を震わせて
光山『全てを明らかに公にして解決したときにおのずと答えは出ますよ
話を戻しましょう
とにかく今は大村先生と樫木さんの問題ですこの話は教頭先生までで止めておいてください、くれぐれも他の先生や生徒に漏れないように‼』
国枝『判りました、とにかく早急に補充教員を手配いたします、教師が生徒に手を出したなんて変な噂が立つ前に物事を処理しなければなりませんから』
光山『それについては少し時間を下さい
考慮しなければならない問題がありますから」
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