第151話 初戦
ついに試合開始を知らせる安い電子音が鳴った。
今回は相手サーブからスタート。
うちのスタメンはウィングスパイカーに俺と夕凪、そして桂ではなく破壊力に優れた北野。セッター甲斐、ミドルブロッカー御手洗と宇賀神、リベロに八尾というまあほぼ普段通りのメンバー。
このメンバーでやれるのも後少しだ。頑張っていきたい。
例のセッターもスタメンで出場。告げられた瞬間一気に相手の応援団が沸いた。それほどまでに人気なのか。
俺は前衛ライトスタート。
相手のサーブを八尾が綺麗に上げ、レフトの北野が豪快にスパイクを決め、まずは1点先取。
そして俺のサーブがやってきた。
ボールに回転をかけ、助走開始。
そしてボールの落ち際をジャストミート。
ジャストミートされた球は狙ったコースばっちりに放たれ、レシーバーの腕を弾いてサービスエースを獲得。
黒鷺応援陣が一気に湧き上がる。
その後、もう1発サービスエースを決めたが、その次はネットにかかってしまってアウトだった。
でもこれで黒鷺ペースになってきた。
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