第58話 最後の足掻き

「くっ...せめてお前だけは!」


と叫んだ男はバールを振り回して俺に近づいてきた。


しかし、男はもうフラフラで行動を予測するのも容易。


相手の攻撃を綺麗に躱した。


「警察に捕まるくらいなら!」


と言葉を放った男は、バールで自分の頭をぶっ叩き、地面に倒れた。


警察はその男の体を拾い、病院に運んでいった。


「潤!」


隣の家から萌音が出て来て、私に抱きついてきた。


「怪我はない?」


「うん。萌音、不安にさせてごめんね。」


抱き合いながら言葉を交わしている二人からは、超甘々な雰囲気が出てたのは言うまでも無かった。

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今話にて第5章は完結です。

第6章のテーマは「テスト」です。

僕はいつもテスト前が1番嫌な時期ですね()

頑張って執筆するので第6章をお楽しみに!

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