第57話 流れ作業
「おぉら!!!くたばれ!」
と声を発しながら俺に向かって突進してくる男。手にはのこぎりが握られており、1撃がかなりの致命傷となるであろう。
だから、正面から受け止めることはしない。
照準を合わせ、相手ののこぎりを持つ方の手首に手刀を振り下ろし、のこぎりを手から放させる。
しかし、奴はバールも持っていた。
バールで俺の頭を狙って振りかぶっている。
もちろんバールが当たったら致命傷、高確率でお陀仏になってしまう。ならなかったとしても後遺症はかなりの確率で残るはず。
だからこれも正面から受け止めず、避け続ける。
鍛えてはいそうだが、今までドアをぶっ壊そうとしてたので疲れが見えている。
このまま避け続けていたら勝機はある。
それを5分ほど続けているとついに、
「警察だ!武器を手放せ!」
の声と共に警察が現場に到着した。
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