「他に意見はありますか？」

と聞いて待てども、喫茶店以外は出てこなかった。

「えー、では喫茶店で決定していいですか？」

『はい！！』

クラスの硬い意志を確認したところで、

「続いて、喫茶店の方向性を決めたいんですが、意見はありますか？」

ここでは男子と女子で半分に分かれた。

男子はメイド喫茶を推し、女子はシンプル喫茶店を推している。

一応先生に目線を送ると、「メイド喫茶いいなぁ。」って視線で僕を見ている()

「多数決を取りたいと思いますので、みなさん机に伏せてください。」

と言い、多数決を取るとクラス37人のうち、31人がメイド喫茶、6人がシンプル喫茶に投票した。

「えーでは、多数決の結果、メイド喫茶の方が多かったのでメイド喫茶に決定します。」

ここで盛り上がるのは大概男子。一部女子からはブーイングが巻き起こるが気にしない。

「では次に、メイド喫茶の役割等を決めたいと思います。」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい