第8話 人生の岐路⑦
そうだ、家に多く作りすぎたから明日のお弁当に入れようと思ってた唐揚げがあったな。
軽くあっためてから持っていこうかなぁとも思ったが、食中毒が怖いので急いで作ったご飯にラップをして、博麗さんの家に行く。
「今あるのは卵と白米と鯖なんですけど...どうしたらいいですか?」
と聞く博麗さん。この3つかぁ。なかなか難しい。
「調味料は何があるの?」
と聞く。ご飯と卵あるし炒飯もできなくはないね。
「ラードと塩胡椒と醤油がありますよ。」
と答える博麗さん。
「じゃあ鯖をほぐして炒飯にしようかな。」
と言い、キッチンを借り、料理を始める。
チャーハンにはいろんな作り方があるが、僕はあえて、基本に忠実な作り方で作る。
それは無駄に調理法を変え、失敗するのを恐れているからだ。
チャーハンを作ると同時に鯖を焼く。
焼けたさばをほぐし、チャーハンに混ぜる。
そして出来上がった鯖炒飯。
ここからバイト先仕込みの一工夫を入れていく。
まず薬味として大葉と生姜を用意する。そしてその2つを小皿に入れてチャーハンと一緒に提供する。
「まずはそのまま食べていただいて、半分ほど食べ進めたら薬味を入れてみてください。」
と言う。
その間にもう一つの工夫を入れる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます