第6話 人生の岐路⑤

そう、なぜか博麗さん、俺の家の前に佇んていたのだ。


「へぁ!?」


なぜかそんな声が出てた。こんな声を出す機会が来るとは。


その声で博麗さんは俺に気付き、近づいてくる。


「え〜っと、博麗さんだよね?なんでここにいるの?」


疑問に思ったことを質問する。


「........」


なんか喋ってくれないみたい。信用されてなさそう。


「藤堂くん...ですよね?そちらこそなんでここにいるんですか?」


と返された。怖がられてそうな解答だなぁ、泣きたい()


「だって、この部屋僕の家だからね。」


真実を打ち明けていく。


「なら私、隣の部屋だね。これからよろしく。」


といい、隣の部屋のドアを閉めた。


「まさか、あの博麗さんが隣の部屋に住んでるなんて...気付きもしなかったなぁ。」


と独り言を静かに漏らす。


まあお腹が減ってきたので、部屋に入って、ご飯を作る。


今日の晩ご飯は余っていた具材でチャーハンとサラダと味噌汁を作る。


一通りできたので食べようと思っていたその時、鍵をかけたはずのドアがガタガタと鳴った。


覗いてみると、なんとそこには博麗さんがいた。

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