第3話 猫に逆らってはいけない
「猫のおでん屋」
第3話
岡○の夜の街にひっそりと佇む猫のおでん屋がある。
看板には「にゃんにゃん亭」と書かれてあった。この店は猫が店員ばかりということで評判になっていた。
店の中には、色とりどりのおでんが煮えている。
しかし、その具材は普通のおでんとは違う。
世にも珍しい具材が串に刺さっているのだ。それらは、一体なんだろうか?
さて、ここの店の店主は、白い毛並みの大きな猫の“にゃんじろう”だ。
彼は人間の言葉を話すことができるが、それは魔法の力によるものだ。
だが、彼は人間を非常に憎んでおり、飼い主たちを非常に憎んでいたのだ。
さて、話は変わって、彼は自分の店にやってくる客に、珍しい具材のおでんを出す。客はそれが何の肉だとは気づかずに食べてしまう……
そして、食べた客は次第に猫に変わっていく。猫になった客は、猫のおでん屋の主に従わざるを得なくなる。
彼は、そうして自分の猫の軍団を作ろうとしているのだ。
ある日、猫のおでん屋に“さくら”という少女が入ってきた。彼女は猫が大好きで、猫の看板に惹かれて店に入ったのだ。
彼女は猫のおでん屋の主に「可愛い猫さん」と声をかけた。猫のおでん屋の主は少女に興味を持ち、彼女に珍しい具材のおでんを出した。
少女は何も知らずにおでんを食べた。
すると、彼女の体に変化が起きた!
彼女の耳が尖り、尾が生え、目が猫のようになった。彼女は猫になりつつあったのだ。
少女は自分の体が変わっていることに気づいて慌てて、彼女は猫のおでん屋の主に「何をしたの? 私を元に戻して!」と叫んだ。
猫のおでん屋の主は笑って「もう遅いよ。君はもう猫になったんだ。これからは私の仲間になって、人間をおでんにしよう」と言った。
少女は恐怖に震えた。
彼女は猫のおでん屋から逃げ出そうとしたが、猫のおでん屋の主たちに捕まってしまった。彼は少女を抱きかかえて、店の奥に連れて行った。
そこには、猫になった客たちがたくさんいた。彼らは猫のおでん屋の主に忠実に従っていた。
少女は彼らの中に入れられた。彼女はもう人間ではなく、猫のおでん屋の一員になってしまったのだ。
それから、数日後。
この「にゃんにゃん亭」は、「さくら亭」と名前が変更され、にゃんじろうたちはいなかった。
ただ、若い少女のような猫が切り盛りしていた。
第3話 完
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