第6話 自主企画に参加する男
投稿3日、★ブックマーク無し。
うん、まあ想定の範囲内ではある。
人気フォーマットを外れた新人投稿でいきなりバズるなどあり得ない。
私の作品は新話を投稿しても新着欄から一瞬で離れ、電子の海に埋もれていく。
そこで私は行動を起こす。
そう、自主企画だ。
私は投稿前にカクヨムのシステム、埋もれを回避する構造を確認していた。
自主企画とは投降者が自ら企画発案し、参加者を募るというシステムだ。企画に参加すればトップページから繋がる露出が生まれる。
自分で企画を立てるには一か月要するらしいので、投稿作に合った適当な企画に参加。ポチ。
作品内容の多少の変更も考えた。
ここで一度私の投稿作品の概略を説明しておこう。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
巨大な内海の片隅にたたずむ迷宮都市ライナス。
ある時忽然と城が消滅し、跡には迷宮が出現した。
迷宮の深淵に挑む冒険者達の物語。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトルは「無限の迷宮」
コピーは「かつて、迷宮はシビアであった。イニシエテイスト迷宮冒険譚。」
wizライクのシビアでハードな世界観の地下迷宮冒険譚である。
今はキャプションどころかタイトルでプロットを示すのが主流だが、プロット示すほど特徴的な要素は無いのでこうなる。"古臭いスタイルのファンタジー小説"である事はコピーで示しているので読者への誠意ある説明としては十分だろう。
内容はシビアな現実に主人公達が右往左往するという、今の主流とかけ離れたものだ。しかし、私は決して斜に構える気は無く、今はこれしか書けないのが実情。
そこで私は
・構成を変える、思い切って堅苦しいテーマの1章を一旦公開停止
・ギャグ強めの【幕間】を挿話、プロローグの直後に持って来る
という変更を取る。
私は元々ギャグ漫画志望であったので、笑いには自信がある。己で自信が持てる数少ない武器はぜひとも生かすべきだ。
主人公達がひたすら苦労するという、プロット的にカタルシスが遠いため、これでもたせるという考えだ。本編の世界観が壊れかねないが、それもまた一興。
某銀〇など、ギャグ・シリアスを兼ねた作品にはギャグ要らない!シリアス要らない!とそれぞれ主張するファンも居るが、どちらも許容するファンも居る。私もそのギャップがイイんじゃん、と思う。その両者許容出来る層を狙う。
そうした試行錯誤の末、なんとか、ぼちぼち★とブックマークがつくようになってきた。
しかし…。
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