第7話 定着率が低い男



 残念ながら私の作品は定着率が低かった。



 定着率とは一言で言えば第一話を読んだ人がどれだけ定着し、読み進めるかである。

 具体的な数字はうろ覚えだが、第一話PV500視聴に対し、作品中盤の最新35話投稿辺りで視聴一桁。


 これはきつい。低過ぎる。


 個人的に作品は定着率こそが面白さを示す最も現実的な指標だと考えている。

 最低最新話/初回で1/15~1/20はあるべきだ。三国志の漫画では60話超えて約1/10~1/12で安定・定着している。

 ニッチな方向性でファンを獲得しボチボチやるとしても低過ぎるのだ。

 ★やフォローの数など全く問題ではない。定着率が高ければたとえ★一桁でも自信もって書いていけばいい。だが、それが著しく低い。


 ここで私の小説初挑戦作品の失敗が確定した。


「最後まで読み進めれば面白いのに!」などとは露ほども思わない。

 漫画でもそうだが、読者を離れさせず読ませ続けるのが作家の実力だ。

 まさにそれこそが作者の地力と言って良い部分だろう。


 そこで私は切り替えることにした。


 スパっと切り替える判断と潔さ。

 これは漫画でお気に入り0連発していた頃の経験が生きたと言える。

 私は小説初心者ではあるが、投稿初心者ではないのだ。


 初投稿作"無限の迷宮"は第一部でプロローグで示したテーマに決着を付けるプロットにしている。本一冊分約10万字。もちろん、人気が出なかった場合切りのいい所で終わらせるのを想定してのものだ。

 少なからず読んでくれる人への感謝も含め、取り合えずこの作品は第一部まではしっかり書きあげ第一部完!で終了し、その後自己分析・フィードバックを行う。

 それは今後の小説はもちろん漫画を描く上でも必ずや糧となるだろう。


 大丈夫、想定内だ。

 大丈夫、失敗には慣れている。

 気を取り直して次に行こう。



 いや、しかし…

 最後まで読めば面白いのになあ…笑





★★★こぼれ話★★★

※三国志の漫画では60話超えて約1/10~1/12で安定・定着している。

 最新話約2800初回48000だがある時15000程急激に増加した事を確認している、視聴報酬増加は無かったので恐らくスクリプト的な荒らし。分析のために毎回数字控えていたりする。

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