第23話 『023 アメリカが運営している』
『023 アメリカが運営している』
さすがに教えてはくれないか。
オークを解体して素材を回収していて、回収が終わると去っていった。
嫌な奴なので去ってくれてホッとした。
レベルアップしました
レベル 76になりました
レベルアップしました
レベル 77になりました
スキル ステータス偽装1を覚えました
オークを討伐したのでレベルアップはあった。
ダンジョンオンラインのシステムでは、戦闘に参加していれば討伐の経験値は獲得できる。
しかし戦闘での活躍も影響するから、経験値の多くはバクエンの団が獲得して、俺とカリナは少しだろう。
少しでもCランク魔物のオークであるから、元々の経験値が大きいからレベルアップはした。
ついでにステータス偽装スキルを習得。
これはステータス偽装して、他人からステータスを見られても偽装できるスキル。
相手から本来のステータスを見られたくない時に有効で、とくに俺には有効だ。
急激にレベルアップしていくと周囲から疑われるので、レベルや体力などのステータスを低く設定できる。
さっそく低めに設定しておこう。
バクエンが鑑定スキルなどで俺のステータスを見るかもしれないから、その時に偽装したステータスを見せる。
ただ絶対に偽装できるかというと、掲示板サイトでは絶対ではないと書いてあった。
それは相手の鑑定スキルが1ではなくて2、3、4、5と熟練されると、偽装は見破られるとあったから、バクエンの鑑定スキルにもよるわけだ。
かなり俺を疑っているので、警戒はしておく。
「カリナはAIプログラムだと知っているのだね?」
「知っています。私はマロウ街で生まれですが、ペドロは日本ですね。日本からのプレーヤーなのはわかりました。しかしマッサージ店のバグは私はわかりません」
「そういうことか。俺はカリナは何もわからないと思っていたから、今まで日本については話しはしなかった。俺は日本からのプレーヤーだ。他のプレーヤーも日本人だろう。しかしカリナみたいなのはどれくらいいるかな」
「大勢いますよ。ダンジョンオンラインの運営ではゲームをより楽しんでもらえるために私は存在します。プレーヤーにはソロプレイヤーはいますが、パーティーを組みたいけど、誰もパーティーを組めないとなると、ゲームをしなくなってしまうから、その時に私はパーティーを組みます。他にもプレイヤーの助けになるようにしますから、私のようなキャラはいっぱいいます」
「なるほどな。そこもわかっているのか。ダンジョンオンラインは俺は開始して日が浅い。まだ知らないことが多い。このダンジョンも思ったよりも危険だった。これ以上先に進むのはだめだ。戻ろう」
「そうですね、ちなみに私はレベルアップしていてレベル42に1あがった」
「上がったのか、俺も上がった。77になった」
カリナと相談してダンジョンは先に進まずに引き返すとした。
地下4階層にて終りにして、地上に出る。
またオークと会うと死亡だからだ。
本当に死んだならかわいそうな気もした。
こんなにあっさりと人生を終えるのかと。
運営のソフトイマージに対して疑問が増大する。
地上に出てからギルドに行って、討伐した魔物の報酬は得た。
けっこうな金額になったのは、魔物が出る頻度が多いから。
俺が見た冒険者パーティーの死を報告はしないが、他にも死んだパーティーはいると思う。
今回の生まれたダンジョンは俺が知る限りダンジョンの性質が違う気もする。
オークがまだランクが低いパーティーがいる階層に突然出たからで、普通はないと思う。
なぜならみんな初心者パーティーが全滅しまくったら、ゲームをするプレイヤーの数は激減する。
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