第10話 『010 スライムを討伐』

『010 スライムを討伐』


 スライムは難なく討伐した。


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 さらにゴブリンもいるから厄介で、スライムと違い知性があり、集団で行動する習性を持つ。

 ゴブリンは集団で路上の人を襲っているから、そこを切りつけた。

 スキルで速足1があるから、素早く動けたと思うし、打撃1も影響がある。

 剣の打撃が大きくなる効果がある。

 人々は恐怖で立てない人もいるのは当然だった。

 またも犠牲者はだしてしまったが、最低限の犠牲で済んだと思う。

 救急車が来て犠牲者の容体を確認するも、俺はその場からは去った。

 通行人からは、


「強いです。あなた誰ですか!」


「ヒーローみたいだ、マジでヒーローだ」


「握手して~~~」


 可愛い女子が俺のところに来て握手を求めるのは驚いた。

 マジかと言う感じで、人生でこんな可愛い子から握手されることは考えられなかった。

 恥ずかしいけども握手はした。

 一瞬だが芸能人になった気分だ。

 ハチ公から転移する



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 渋谷は人々は活動はしていて、魔物が出ても渋谷には人がいた。

 なぜ政府は渋谷を封鎖しないのかと疑問に思うが、そこは政治家の仕事だ。

 それとも渋谷以外にも魔物が出現しているのかで、そこは俺は聞かなかった。

 ただ魔物が出現した時点で、世間は混乱していると思うから、政治家も大変だろう。

 物理学や科学者は、この状況を何て解説しているのかなと思ってしまうし、テレビでもどう解説するのか見て見たくはなる。

 科学者が説明できるとは思えないが、現代の科学で転生とか転移とか解明不可能だろう。

 しかしダンジョンオンラインの運営会社ソフトイマージは実在する会社で、ゲームのサービスをしている、またはしていて現在は停止しているかで、ソフトイマージは追及されるはずだが。

 それに日本以外の国でもサービスしているゲームだったから海外のプレイヤーも転生したのかは知りたい。

 たとえばアメリカはプレイヤーも多いと思ったから、アメリカでも問題になる。

 俺が転移しているのも報道されると、俺はどうなっちゃうのか。

 今はヒーロー扱いだが、変に追及とかされちゃうか。

 国から拘束されることはないかなども考えてしまう。

 再び転移を繰り返す。





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レベル 35になりました

スキル 隠密1を覚えました



 その後も転移ポイントを行ったり戻ったりしてレベルをあげる。

 レベルアップは35まで上がる。

 35まで上がったがランク的にはまだFランクだろう。

 このゲーム設定では、





レベル

1  50  F

51 100  E

101 300 D

301 500 C

501 700 B

701 900 A




 となっている情報は集めてあるから、もっと上げてEランクにはなってみたい。

 今までやりこんできたゲームのレベル上げにはないあげ方だが、今の俺の置かれた状況を考えると、レベルは高いほどいいに決まっている。

 死に直接関わるのだから。




 そこでマッサージ店からダンジョンに移動して、魔物と遭遇してみる。

 やはりゲーマー的には実際に魔物と戦わないと物足りないと感じてしまうのは悪い習性か。

 安全に転移ポイントでレベル上げしていればいいものを、つい魔物を求めてしまう癖。

 こればっかりはゲーマーにしか理解できない気持ちだろう。


「出たか、スケルトンか」

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