第144話 激動の一週間

激動の一週間が終わった。

警察も救急搬送もなく、無事に一週間が過ぎた。

代わりに、次女の検診結果が悪く…入院するか検討することとなったのだが…。


病院から帰宅する途中、もう数カ月夕飯を抜いている次女を連れて、近くのショッピングセンターに立ち寄る。

空気は重い…。

フードコートに座り、重い口を開く。

崖っぷちだ…。

太々しい態度に「崖っぷちでも、その態度?」と思わず聞いてみた。

しばし、怒りの矛先は母である私へ。


その後、黙りに黙った末に次女が口にした言葉は「中学に入ってすぐ、父親が言った言葉が反抗のきっかけ」と。

聞いてみると夫が会話の中で「子供には成功作と失敗作があるから、子供は二人にした」と言ったようだ。

彼自身、父親(私からしたら義父)が自分を他人に紹介する時「父親と母親の悪いところだけを引き継いだ次男です」と紹介されていたようなので、まあ彼がそういう台詞を言うのは想像できる。


次女の事が少しだけ…理解できた気がする。

そして、フードコートで次女も向かい合って食事を食べた。



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