第70話 もう一人の父
本日も銀行へ。
夫と共に。
私は、まるで彼の受け子。。。
仕事も両替も無事に終わり、彼のジムに送る。
先週契約したばかりのジム。
いつになく普通の契約に安堵。
長女が、普通だ…と驚いたいたジムの契約。
道中、私の小さな車の助手席で、早く着く道を指示する夫。
二人きりの空間は、彼にとっては絶好のDVスポット?
早速始まる。。。
「父の日とか、くだらないからヤメロ!怒
あれ、誰が買いに行ったんだよ?怒」
ネットです…と私が言うと
「時間の無駄だ!
そういう事をする時間があるなら、勉強するように伝えろ。
何年医学部にかかるんだ?
今年決まらなければ、家出すぞ!
ああいうのは、暇なやつがやるんだ!
君が話題にしたのか?
教育的な話以外するなぁぁあ〜〜〜怒」
と父の日プレゼントへの怒り。
夫の父は…彼の1000倍曲者…彼の親玉といったところ。
勿論、父の日プレゼント等という行事はない。
彼がまだ医学生だった頃、父と2人ツアーでアフリカにいったそう。
彼の父は、根っからの旅行好き。
高級ツアーに参加して、世界中一人で巡り、自費出版で旅日記まで書く強者だ。
我が家に何冊もある自費出版〜旅紀行。
旅行主任者の資格まで所有する義父。
そのアフリカツアーに、有名大学の教授もいらしたらしく、その肩書と態度が気に入らなかったのか…若き日の我が夫は、ツアー親睦会で訪れた教授の御部屋で、何を思ったか?ベッドにオシッコをかけたそう。。。
そして、そのまま街に繰り出し大使館へ。
金が無いから貸してくれ、俺は日本に帰る!と…。
勿論、そんなに上手くいくはずもなく、ベッドのクリーニング代を払いツアーで帰国したと、結婚後に聞くこととなる。
私は、話を聞きながら固まりつつ…父は?父は何も言わないのか?と…
今や武勇伝のように子供にも聞かせる夫。
最強?最悪?父子。。。
実父もなかなかだが、こちらの義父もなかなか。
どちらかと旅行に行くと仮定すると…100歩譲って実父に一票といったところか???(汗)
いや、かなり迷う。
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