第31話 久々

しばらくダウンしてしまった。。。

中学から高校へ、高校から大学へ、二人の子供達の事でこの1年は心が休まらなかった。


次女の進級が決まり、長女の進学も決まり…長女は予備校も決まりかけている。

大学に通いながら予備校に行け!という父親の指示を受け入れた長女。

この家で生きるには、それしか方法がない…といったところだろうか。

今日は、長女と春から私服が必要になるだろうと、買物に出掛けた。

久々のアウトレット。

少しばかり、気分が軽くなる。

海外にでも来た気分?と言ったら大袈裟だろうか。


来週は、こちらも久々に田舎に帰省しようと思う。

私と子供と三人で。

夫はパパ活がバレてから、私の実家にあまり寄り付かない。

数年前父の喜寿の御祝い蛾あり、母子三人で帰省した折には「お前ら一族呪い殺すぞ」とのメールが、しっかりと宴の最中に送られてきた。

そんな事に怯えていては、いつまでも帰省できない。 

毎年二度帰省したとしても、あと何度帰省できるだろうか?

あと何度、親に会えるのか…更には元気な親の顔を見られるのは…?

親に会えるだけでなく、自分が暮らした街は今も愛おしい。

田舎から離れるまでは、何も無い場所だと意味を感じなかった景色も、離れてみると懐かしく温かい。


呪い殺されず…無事に帰省出来ますように。

先日、帰省してもよろしいでしょうか?と聞いたのを彼が覚えているだろうか?

当日まで緊張で眠れなさそうだ。


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