蒲団求むふれし肉球愛しけり

※ふとんもとむ ふれしにくきゅう いとしけり


「そこに入れて」


冬の夜。


寒いからと、しっかりと掛けた蒲団(布団)の中に入れてくれ、という猫からの合図。


その合図は、ゆらゆらと上下に揺れるその手、肉球で。


寒いから、隙間は作りたくはないけれど。


愛しい猫と、その肉球を。


「どうぞ、お入りください」


いらっしゃいませ。


そんな気持ちで、今日も蒲団(布団)に招き入れる。



※ふれし、には振れ、と触れ、を掛けております。


蒲団、は冬の季語です。


豆ははこの記憶では、「入れて!」には肉球ちょんちょん、と、蒲団(布団)ふみふみのパターンがありました。


うちの猫はこんな風に「入れて!」を伝えてきます、がございましたら教えて頂けましたら嬉しいです。



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