4話
茉莉花side
「今回は私たちのお母さんの離婚について協力してほしいの」
「それはもちろんやるよ!」
とみんな賛同した。
「ねぇ、お母さん。お母さんはお父さんのことどう始末する?」
するとお母さんはニヤッとしながら
「決まってるじゃない、社会的に殺すの」
「さっすが、このコリアンダーを造ったリーダーだよ。」
蓮実さんはそう言って笑った。
次の日私たちの計画が始まった。
「おはよー」
私たちはいつもどおり朝ごはんを食べる。しかしよく見るとこれはお父さんが好きな物ばかり。私はオレンジジュースを冷蔵庫から出すためにお母さんの近くをすれ違うとお母さんは
「お父さん今日会議らしいけど、ご飯の中に下剤混ぜたからどうなるか楽しみ〜!」
とコソッと教えてくれた。それからお母さんは鼻歌を歌いながらキッチンに立つ。
「おはよ」
とお父さんが重い足取りで起きてきて椅子に座り食事を取る。お父さんは大好物のオムレツを食べる。するとお母さんがニヤッとして
「美味しい……!お前やるじゃん!」
「うふふ。今日は張り切っちゃった!」
しかし下剤は今すぐに効くものではなかったのかお父さんはご機嫌だ。私はお母さんに目配せをするがニコニコするだけ。
そのあと私たちはいつもどおり学校に向かった。すると警察チーム側のほうから連絡が入り
「会議が始まった。」
私と陽は授業中だが、スマホを教師が見えない死角に置き会議を見る。やがて1時間くらい立ったあとお父さんが会議中に椅子から立ち周りは失礼だ!と批判している。しかしお父さんは我慢しきれず、その場から飛び出した。
「至急、他の監視カメラも見せて下さい。」
と警察チーム側のほうに連絡する。すると一気にカメラが複数映し出されお父さんは脱出でトイレに向かっている。しかし
「残念だね。お父さん。トイレにはぜーんぶ私たちの協力者が手を回してくれてるんだから。」
トイレにわざと入っていたり、使用禁止の張り紙。
「ねぇねぇ、どうするのぉ?」
私はニヤニヤが止まらなかった。
そしてお父さんはどこのトイレも使えず漏らしてしまった。
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