3話
陽side
「お母さん、お父さんは不倫と殺人……たくさんの罪を犯してる!」
「しかも5年前から」
お母さんはを目を大きく開いた。お父さんがなぜ罪がバレなかったというと警視庁の国家公務員だからだ。金と権力でねじ伏せる。それがお父さんのやり方だ。
「分かったわ……」
お母さんは泣きそうになっていて俺たちは手を差し伸べようとすると
「あなたたちもようやく分かったのね?」
とニコッと笑った。
「もぉー!遅すぎよ!それにあなたたちが私のために組織を作ってくれてることもお見通し!」
と笑いながらそう言った。お母さんはいつも無知そうで俺たちが守らなきゃって思ってたけど
「ごめんね。今まで騙してきて。証拠を撮るためにも演技が必要で……」
と舌を出して笑った。俺たちは背中に冷や汗をかいた。
「あれ?知らなかったっけ?お母さんお父さんと結婚する前、警察の情報課にいたのと、弁護士もやってたのと、医師の免許もあって今まであなたたちをあまり病院に行かせてないで家で治療させてたでしょ?」
「嘘でしょ……」
と茉莉花は若干引いてる。しかしこんな強い助っ人がいるとは……!
「それに女優で賞もとってたのよ?」
「お母さん……」
俺たちはこんなにすごい人のもとに生まれてきたのを改めて実感した。
「私のところにも組織があるの。大丈夫!ちゃんと合法だから!」
次の日私たちの組織とお母さんの組織が対面することになった。
「え!
「久しぶりね!茉莉花ちゃんと陽くん大きくなったわね!」
「ユッキーさん、
「なんだよー!陽も考えてること一緒かよー!」
その他にも知り合いの人がたくさんいて俺たちはびっくりした。
紹介が遅れたけど俺たちの組織は今日来れた人は5人だけ。俺たちと同じ高校に通っているテレビ界を圧倒する女優のセイラは情報屋と遠距離攻撃の担当、そしてもう1人同級生でさわやかイケメンでロボットを作るのが得意なロイ。そして中2のサッカー少年こと素手での攻撃が得意なシゲ、シゲの彼女で爆弾作りが得意なルルカ、そして最年少でまだ小学生でありながら力は強く、どんな動物も手なずけ、全ての語学をマスターしてる見た目は美少女本当は男のイチル。あとは大人もいるが、お父さんの監視をお願いしているため今日は来れない。俺たちが組織を作ったのはお母さんを助けるためだけじゃなくて、俺たちの両親のどちらかが問題があるためそれぞれみんな手を貸している。
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