第7話 俺の相手の誕生①
俺は急ぎ、お釈迦様の元へと帰った。
ジャンとシリウスは、アトォム様が預かるとされたのだ。
お釈迦様の元へと帰ると、
待ってましたかのような、お釈迦様・・
と、、
お父上様ではないか、、、
父上「おかえり。」
「お帰りって・・・、、なんなんですか!?、、なぜに、、貴方様がいるの、、ですか?!」
慌てる俺を前に
父上様は強い口調で言い放つのだ。
「私がいて、何が悪いのだ!
私の娘をお前に将来渡すと言うのだぞ!! 感謝されても良いものを!!」
流石にこれには、
プチッと俺の何かが切れた音がした。
「お言葉ですが!
私は頼んでもおりません!!
有難迷惑極まりないです!」
父上「ならば! 既に相手がいるのか!!」
「ぐっ、、それは・・・」
弱いとこを相変わらず突いてくる、、!
父上「そらみろ!
お前の本体であるシヴァ神は、そこそこモテると言うに。。。」
そ、そこそこ?、、
いや、、かなり、、モテますけど・・・
父上「それに比べて、、お前は、、
全く、、モテぬ!」
ひ、、酷い・・・・、、
当たってるけど・・・・。。
「ですが!!、、相手くらい!、、
いなくても良いのでは!?」
すると、父上様は真顔になり、
いい聞かせるのだ。
「良いか。 ウェルヴィンよ。
独りで成長できる者もいよう。
だが、相手がいてこその、成長がある者もいるのだ。
お前をずっと見てきたが、
独りでの成長など!!
絶対に望めん!!」
「は!?、、そのような事は!!
それに、、なぜ、、相手が、、子供など!
まだ、誕生もしていないと聞きます!」
すると、平然と言われるのだ。
「お前は、子供が嫌い、苦手なはず。
なぜかわかるか?
そこにこそ!
成長の鍵があるのだ!!」
もう、何を言っても無駄な気がする・・・
この方のこの引かない基質、、
健在だ。。
いや、、パワーアップしてる気がする。。
では、、、とりあえずは、、、
受け入れよう。
後は、、俺に子供が懐かなければいいわけだ。。。
俺は、一旦は、引く事にした。
埒が明かないからだ。。。
はぁ・・・・
またもや、、この父上様との関わりが待っていたとは・・・・
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