第4話 報告

俺は、チコの誕生の記録と成長の様子をお釈迦様に報告した。


「御苦労様でした。

兄と言うのは、妹といった対象には

特別な想いを寄せるのかもしれませんね。。。」


お釈迦様は、微笑む。


「ロイと、リオン・・・」


釈迦「そうですね・・・。。」


既に誕生していたロイとリオン。

生命の神からの誕生していた二人も、サム、チコよりも成長しており。

この時には、二人は離されていた。



「さて、他にも誕生しているはずです。

様子を、見て来て頂けませんか?」


と言う事で、俺は子供の代である、彼らの元へと順番に巡る事になるのだ。


(だからさ、、俺は子供が苦手なんだって・・・わかって、、やってるよな、、

絶対に・・・)


お釈迦様を見れば済ましている。。


「はぁ。。。敵いませんね。。お釈迦様には。。」


そう、言うと、お釈迦様は、微笑むのだ。

そうして、グループに所属し、誕生している子供達を見て回る事になるのだ。


「あぁ、お一人では、なんですね、

お供を付けてみては?」

これ又、いきなりなお言葉。


「お供など。必要ありませんよ。

記録を撮るだけですよね?


・・・・ん?、、何か?、、

企んでいます?」



釈迦「いえ、、そのような事・・・・

勿論ですよ。。。」


がっくし・・・な俺だった。。


「では、お供は・・・

この子達では、どうでしょうか?」

相変わらずな済まし顔なお釈迦様が呼んだのが、、、なんと、、、


ジャンと、シリウスだったのだ。


当時、まだ幼少、、、いや、少年か?

それくらいだった彼ら。。。


シヴァ神と共にやって来た。


「ジャンです。 よろしくお願いします。」


「シリウスです・・・。。」


シヴァ神「初対面だったな。

二人を連れていくがいい。

きっと、役に立つだろう・・・・」


あぁ・・・又もや、、子供・・・


どれだけ、、関わらせるつもりなんだ?

何かあるのか?、、、?


疑うかのような俺を二人の少年が見ている。

「ハハハ、、よ、よろしく。。。」


俺は、なんか、、腑に落ちないまま

二人の少年と一緒に誕生している子供達を見て回る事になるのだった。。。

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